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平成27年7月
 
第66回九州野球大会へのメッセージ
『野球ができる幸せを感じて』

 九州各県の選手の皆さん、佐賀県へようこそお越しくださいました。心から歓迎いたします。

 ここ唐津市は、旧福岡ダイエーホークスの初優勝に貢献し、炎のセットアッパーと称されるも、志半ばで病に倒れた、藤井将雄投手が育った土地です。
 その藤井投手の背番号と同じ、福岡ドームの15番ゲートの上には、藤井投手の“引退宣言”が掲げられています。
 そのメッセージはこのような書き出しから始まります。

「皆様へ
 今の自分があるのは、過去から現在において出会ったすべての人のおかげだと思います。その中の誰一人がかけても、今のこの幸せな自分は存在しませんでした。だから、全ての人に感謝しています。」

 藤井投手からの最期のメッセージを読むと、野球を愛し、人を愛したその人柄が胸に迫ってきます。

 藤井投手は続けて、野球選手は周りの人々に夢と希望を与えるだけでなく、選手自身も周りから夢や希望、エネルギーをもらうことができるものだと伝えています。
 これから始まる大会では、選手の皆さんのはつらつとしたプレーが、周りにたくさんの笑顔を生み出すことでしょう。そこには必ず、選手の皆さんを見守る温かい眼差しがあって、それがプレーの一つひとつに繋がっているのです。
 この大会を通して、野球ができることの幸せに、あらためて思いを寄せてみてください。

 最後になりましたが、本大会の開催に当たり、御協力を賜ります九州各県の施設の皆さんをはじめ、九州児童自立支援施設協議会並びに唐津市軟式野球連盟審判員の皆さんに対しまして、厚く御礼を申し上げますとともに、選手の皆さんが、この大会で悔いのない試合を展開されることを祈念いたしまして、ごあいさつといたします。