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平成29年5月
 
牛津ロータリークラブ創立40周年記念誌への祝辞
『輝く未来のために』

 牛津ロータリークラブにおかれましては、結成40周年の節目を迎えられましたことを心からお喜び申し上げます。

 「大慈悲を起し人の為になるべき事」
 「葉隠」では、大きな慈悲を持って、世の中の役に立つ人生を送り、また、数多くの人たちを世の中の役に立つ人間に育て上げて行くことが大切であると説いています。

 牛津の皆様の手によって今春完成した、ふるさと映画「ふたつの巨星~善蔵と与四右衛門」には、人の為になるという強い“志”を持って大事を成した2人の偉人が描かれています。
 映画の主人公のひとり、善蔵少年は、子どもの頃から行商に汗を流し、そこで培った知識や経験を土台にして、後に「玉屋」を創業することとなりました。
 この「玉屋」のマークには、人と人が手を握り合う“人垣”が描かれているそうです。そこには、ふるさとの人々とのつながりの中で育まれた善蔵少年の、人の為になる商売をするという“志”が込められているように思えてなりません。

 募金活動や小中学生の軟式野球大会の開催、また定期的な清掃活動や肝炎予防啓発活動など、多方面にわたる貴クラブの皆様の「地域に奉仕する」精神は、ロータリー財団の理念であると同時に、まさに「葉隠」の“志”を引き継がれたものと言えるでしょう。
 40年という長きにわたる活動の数々は、ふるさとの情景として若い世代の心に刻まれるとともに、その“志”は、未来を創る力として確実に引き継がれていくことと思います。
 会員の皆様には、この熱い“志”を胸に、これからも大いに活躍されることを願っています。

 最後になりますが、歴代の会長様をはじめ、これまで活動を支えてこられた多くの会員の皆様のご熱意とご尽力に敬意を表しますとともに、牛津ロータリークラブのますますのご発展を心からお祈り申し上げ、お祝いの言葉といたします。