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左藤防衛副大臣の来訪を受けての知事インタビュー(テキスト・動画)


○記者
 きょう副大臣と初めてお会いしたことになるんですか。
○知事
 はい。
○記者
 会って話を聞いてみて、率直な感想をお伺いしたいんですけれども。
○知事
 先入観なしにお話を伺いました。お話しいただいた計画の全体像、そして将来像が明確ではないなと思いまして、その明確化をお願いいたしました。
○記者
 明確ではないというのは、どういったところがまだ説明が足りないというふうに思ったんでしょうか。
○知事
 いろいろありますけれども、特に米海兵隊のくだりで、煮詰まった話にはなりません、まだ煮詰まった話ではないとか、そういうようにお話がありました。そういったところもしっかりと伺いたいなと思っています。
○記者
 今後どういう形でまた説明を受けたいとか、何か説明を求めていくとか、そういったことは考えていらっしゃいますか。
○知事
 そこは我々の今お話ししました、特に米海兵隊のところですかね、そういったところを中心にまずいろいろお伺いをしていこうと思っていますし、そのお答えもしていただこうと思っています。
○記者
 就任当初、一番最初の会見でもおっしゃっていましたけど、白紙だということをずっと強調されていました。きょうの段階ではどうでしょうか、心境は。
○知事
 ですから、無色透明という意味で白紙で先入観なしできょう聞かせていただいて、先ほど申し上げたように、やはり今回のお話の全体像と将来像が、まずはっきりとそこをすることがまず始まりだというふうに思っています。
○記者
 あまりまだ心境的には変わっていないとか、まだ白紙状態が続いているということですか。
○知事
 まず提案がしっかりとすることが、はっきりと明確になることが検討の第一歩だと私は思っています。
○記者
 デモフライトをしたいという要請があったと思いますけれども、それについてご回答がなかったと思いますけれども、そこはどうですか。
○知事
 住民の要望というお話もありましたけれども、それは事務的に進めればいいのかなと思っています。
○記者
 きょう防衛省側から説明を受けた計画について、今後、県としてどう検証していくというか、対応していくというか、そのお考えを教えてください。
○知事
 ですので、まず、米海兵隊の話させていただきましたけれども、全体像と将来像の明確化が必要だと思います。そこがしっかりしていただかないと、と思います。
○記者
 前知事時代に検証チームができていると思うんですけれども、環境課とか、そういったところも全部含めてですね。新しく知事に就任された山口さんとして、またその編成とか体制の見直しとか、そういったことは考えていらっしゃいますか。
○知事
 きょう私は伺ったばかりなので、明確になっていないところを明確にするように担当部局には指示を出そうと思っています。何より県民の安全・安心が全ての第一、基本なので、そういった観点でしっかりと計画を明確にしていただくように話をしようと思っています。
○記者
 あと、3つの要望事項があったと思いますけれども、目達原と自衛隊オスプレイと米海兵隊、これ3つを一度に判断するというのが筋だと思っていらっしゃるのか、それともばらばらに判断することも、具体的なものが出てきた順番に了承していくという考え方があるのか。
○知事
 ですから、まず防衛省さんの考えが私はまだはっきりとわからなかったところも多々あるので、今回の要請の具体的内容について、まずしっかりと明らかにしていただきたいなと。やはりこういった安全・安心の問題で、煮詰まっていないとか、そういう話はいかがなものかなと私は思っています。
○記者
 先ほど言われたところの煮詰まっていない部分ですけれども、防衛省側としては、自衛隊のオスプレイと目達原の2点についてはある程度自分の言葉でしゃべれると思うんですよ。しかし、米海兵隊については、米軍側との協議云々あって、煮詰まっていないというところが多分正直なところで、言いたいけど言えないと、わからないというのが実態だと思うんですけれども、その辺については、やっぱりそこが明らかにならないと佐賀県知事としてはある程度判断できませんよというスタンスでいいんですか。
○知事
 はい、私もそうですし、佐賀県民の皆さんはどうなんでしょうか。きっと相手のプロポーズがどういった内容かはっきりしない段階でイエスかノーかというのは、私は少なくとも県民の安全・安心に責任を持つ立場として非常に大切なポイントだと思っています。
○記者
 防衛省のほうからの提案の中でいろいろありましたけれども、そもそも日米安全保障の観点から佐賀空港にオスプレイを配備するということ自体は理解はされているということなんでしょうか。
○知事
 ええ、私もかつて沖縄の仕事もしておりましたので、わかりますが、全体として国防を理解するという話と、佐賀県が今回の提案をどう受け入れるかという話は、これはまた別の話だと私は思っています。ですから、今回は佐賀県にどういう提案がなされるのかということを明確にしていただくということが大切かなというふうに思います。特に今回の選挙戦の中でも米軍の問題についてはいろいろなご意見も賜ったことでもありますし、しっかりと明確にしていただきたいなと思っています。
○記者
 今のお話をお聞きしていると、米軍が佐賀空港を使うということの全体像なりがわからないと、というお話、何かそれが一番優先されることということなんですかね。それ以外の、きょう説明を受けた騒音とかそういったことに関して、県として安全・安心からの部分をどうやっていくのか、最優先として、全体像が見えないとそれ以外も全部なしだということになるんですかね。最優先事項ということなんですが。
○知事
 まず、判断するのに全体像ですね、全体像ということで、その中で、どうしても避けては通れないのが米海兵隊かなと思います。ですから、もちろんそれだけということではありません。多々、目達原の問題もありますし、騒音の問題もありますし。ただ、明確化をしなければいけないという中で、きょう煮詰まっていないというお話が出たので、例えば、そういうことでは明確になっていないのかなというふうに私は思いました。
○記者
 やっぱり説明をもっと詳しく求めていくということですかね。全体像をしっかり示してくれというふうに。
○知事
 全体像と将来像ですね。
○記者
 すみません、そこの全体像と将来像の違いですけれども、先ほど言われたように、米海兵隊、全体像を理解する上では米海兵隊がどういうふうな組み方をしていくのかというのがあるんでしょうけど、将来像というのは、例えば、どういうイメージなんですか。
○知事
 例えば、「現時点で」とか「など」とか、曖昧な表現で将来どうなるかわからないということに対しては、こうした問題に関しては、曖昧なままでは私はいけないと思っています。しっかりとできるところが大切で、できないのならばできないと、こういうふうにしてできないという前提条件をしっかりと置いた上で、そして検討させていただくということになろうかと思います。
○記者
 大体、規模観みたいなものですか。駐機場の規模観とか、運用形態含めた将来像ということですかね。
○知事
 そうですね、はい。