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森山農林水産大臣の来訪を受けての知事インタビュー(テキスト・動画)


○記者
 きょう大臣は諫干の話については、全くこれまでと同じご発言をされていたかと思うんですけれども、今後、大臣にどういうふうにこの諫干のこじれた話を解決していってほしいかという知事の思いと、知事自身としてどうやって今後また国にコミットしていきたいかということを聞かせていただければと思います。
○知事
 基本的に大臣が難しい問題だと大分おっしゃられていました。基本的にはそれはわかっているんですけれども、何でもかんでもやる、できることを少しでもやっていくということだと思うんですね。ですから、これから国自身も努力していただきたいと思うし、例えば、裁判所がいろいろ協議の場をつくるとかいう話はぜひ乗っていただきたいなと。その上でいろんな話をしてやっていかないと、なかなか前に進まないから、ぜひ大臣はそういった前向きな方なので、いろんなところに前に向かって飛び出してほしいなと思います。
○記者
 知事ご自身としては今後どうやって、きょうの4県協議のときも、知事ご自身として何か話し合いの場をという話もあったかと思うんですけど、その辺どういうふうに今後、やっていこうと思われますか。
○知事
 そうですね、せっかく4県協議の場もできたので、なかなか知事同士という話にならないですね。だから、私はいつでもそういったことをやる準備はあるので、ぜひ早く実現してもらいたいと思っています。
○記者
 きょう大臣が初めて来られて、知事なり漁業者の組合の幹部と有明海沿岸の首長さんの意見ということだったんですけれども、どの程度響いたかなという手応えみたいなものは。
○知事
 特にことし、例のこれですよね。西南部、ことし何とかこっちに持っていかんとと思っています。ですから、そのためにできることは何があるだろうかということで、本当に待ったなしという気持ちで私は取り組んでいます。
○記者
 ある程度、大臣には現場の厳しい声というのは届いたかなという感触みたいなものは。
○知事
 あとは、やっぱり私も船に乗って漁業者と話しして、ここに響くところということもあるわけで、多分、机の上だけでやっていると、今までと同じ難しい問題が続いているんだなという感じになってしまうのは私は怖いので、現場は諫早干拓の堤防でなくて漁場なので、ぜひそこをわかっていただきたいなと思っています。
○記者
 大臣に早い時期に漁場も見てもらいたいと。ノリがあるのは寒いうちなので、最低限でもこの冬は見てもらいたいと。
○知事
 そうですね、その状況に応じて、これから大事な時期がやってくるので、去年は西南部は冷凍網は本当にぼろぼろだったので、その状況に応じて、ぜひおいでいただきたいと思っています。
○記者
 ちょっと繰り返しになってしまうんですけれども、漁業者の生活は待ったなしということを何度もきょうの会議でも発言があったかと思うんですけれども、ここで4県協議の事業というのは3年単位でやっているものがあって、どうしても時間がかかる。農水大臣が変わられるたびに現場の声を受けとめたということをおっしゃいますけれども、山口知事が今回この問題を解決するに当たって、何かリーダーシップを発揮してということを大臣にもおっしゃっていましたけれども、何かできること、今回だからこそできることというのがあるんだとしたら、知事の思いを聞かせていただけますか。
○知事
 そうですね、だから、稚貝の取り組みとか耕うんとかはすごく大事だと思うんですね。何が待ったなしかというと、若い人たちが少しずつ離れていく。少しでも希望が見えていれば、何とか取り組もうというように思うと思うんですね。そこがもうだめだと思ったときには、漁場が回復しても今度は漁業者がいなくなるので、そういった意味で私は待ったなしだと思っています。ですから、少しでも明るい兆しをもっと増やしていくということを、何でもかんでもやっていくということだと思います。