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小野寺防衛大臣の来訪を受けての知事インタビュー(テキスト・動画)


○記者
 防衛大臣が2日間、佐賀入りをされて謝罪をされましたけれども、改めて受けとめをお願いいたします。
○知事
 小野寺大臣が現場に入っていただいて陣頭指揮をされるということで、非常にそれはありがたいことだと思いますし、我々とすると、きょう申し上げたように事故原因の徹底的な究明と再発防止、そして現場対応をしっかりやっていただきたいということなので、これから全力をもってそうした対策に当たっていただきたいと考えています。
○記者
 会談で知事は、事故が増えているように思うということで現状認識されていましたけれども、このあたりについてもう少し、どのような認識を持たれているのか、現状、事故の状況あたりをどのように思われているのか。
○知事
 これは、米軍も含めて最近増えているように感じておりました。そして、さまざまな今の安全保障環境の状況だとか、さまざまな厳しい訓練ということもあるのでしょうけれども、決して住民、そして民間を巻き込んではいけないというふうに思いますので、改めてそういったところについては認識を伝えていただきましたし、御理解いただいたんじゃないかと思います。
○記者
 あと、佐賀県においてはオスプレイ配備計画があって、事故発生時、知事は考えが至らないということをおっしゃられていたかと思うんですけれども、現状、オスプレイ配備計画への影響について、知事としてどのようにお考えでしょうか。
○知事
 まずこの今回の事故を考えたとき、目達原基地は昭和29年に開設されて、それから航空機運用が行われ、ある意味で地域と一体となって共通した空間の中で共存してきたわけなんですね。その中で、今回県内でこういう事故が起きたということは、我々にとっては大変衝撃的なことであって、まず徹底的に県民の皆様方が不安に思っておりますので、これをどのように事故原因を究明して、もう二度と、決してこういうことが起きないような対策がとられるのかということが大切なことだという認識で、それをきょうは小野寺大臣にも伝えさせていただいたというところだと思っています。
○記者
 ということは、オスプレイの配備計画よりも、そちらの原因究明と再発防止策のほうが優先、先だという理解でよろしいですか。
○知事
 オスプレイの配備計画につきましては、これはもう防衛省さんからの要請で、防衛省さんがお考えになることだというふうに思っています。そして、我々は今、今回の事故というものがあったことで、これに対する対応というのは、極めて喫緊の最優先課題だという認識を持ち、そして、お伝えもさせていただいております。
 これに関しては、小野寺防衛大臣も同じ考え方を、私が電話で連絡したときもいただいておりますし、そこをまず徹底的にやるんだということは共通の認識ではないかと思っています。
○記者
 先ほど知事がおっしゃったように、米軍を含め、自衛隊機の事故が増えている。これはめぐりめぐってオスプレイの計画にも影響があると思うんですけれども、いろいろな事故で住民の方々が不安、特に空港周辺の方々の不安も広がっていると思うんですけれども、その点についてどうお考えですか。
○知事
 まず、今回のこのAH64D戦闘ヘリコプターの墜落の原因を徹底的に究明していくということが大事だということが1つあります。それをしっかりやっていくということ。そして、オスプレイの問題については、これはもうこれまでのオスプレイの事故の説明については、防衛省に対して話をし、防衛省から安全性についての説明を受けることになっているので、それはまた防衛省がしっかり考えていただく課題だというふうに思います。
○記者
 今回の事故の原因究明がなされて、知事の国防に基本的に協力する立場、その計画に前向きな立場というのは変わる可能性があるんですか。
○知事
 国防に地方自治体は協力するんだという整理をさせていただきました。それについては変わりありません。
○記者
 オスプレイをめぐっては、2月議会の開会前に防衛省のほうから米軍機の相次ぐ事故報告の説明の補足を求めたいというような御意向を示されておられましたけれども、そのあたり、スケジュールがずれるようなことになりそうですか。
○知事
 それは防衛省さんが考えられることだと思います。
○記者
 それから、目達原に対してなんですが、当面地元の安全対応ということで、飛行自粛要請をするお考えはありますか。
○知事
 基本的に今、防衛省さんから、きょうもお話しありましたけれども、同型機については停止と。そして、全機のチェックをしているということなので、まず防衛省さんのそうした対応を待ちたいと思います。
○記者
 すぐに安全を確認して、6日の午前ですけれども、問題ないという見解を出しているんですけれども、周辺の住民の方は不安だという声も聞こえています。飛行再開についてはどのように。
○知事
 これは本当に防衛省さんが考えることだと思いますし、防衛省さんがみずからの責任と任務の中でどうあるべきなのか。そして、きょう大臣からは空自のヘリについて、物資搬送が近隣にあったということに関して配慮すべきだという話を、指示をしたというお話もありました。そういったことも含めて防衛省様がお考えになることだと思います。
○記者
 もう一点、オスプレイの関係なんですけれども、かねて防衛省からの安全性の確認について不合理な点がないかを確認するというふうにおっしゃっていたと思うんですけれども、今回の事故に関しても同じような視点で、防衛省の説明に不合理な点はないかどうかを県は確認するということなんですか。
○知事
 今回は、防衛省がみずから運行しているヘリコプターでありましたから、徹底した事故原因の究明ということをみずからの責任においてなされると思います。まずそれをしっかり待ちたいと思います。
○記者
 県はどういうふうにそれを検証するんですか。
○知事
 それはまずしっかり防衛省さんが事故調でどういう報告をなされるのかという推移についてしっかりと見守っていきたいと思います。
○記者
 1点確認ですけど、原因究明と再発防止が、防止策ができた後、県として説明を受けるお考えなんですか。
○知事
 それは説明を受けたいと思います。
○記者
 佐賀空港への配備要請で、オスプレイはオスプレイということなんですけれども、目達原駐屯地のヘリコプターについても佐賀空港に移駐してくるわけですよね。それと、オスプレイの安全性は現在ずっと確認してきているんだと思うんですが、当然、陸自の自衛隊のヘリコプター、ほかのものの安全性についても確認というのが佐賀空港への陸自施設の配置の条件になるというふうな認識でよろしいんでしょうか。
○知事
 まず、今度のAH64の話というものをしっかりと確認する必要があると思いますし、現状、今国防の中で、日本の中に多くの航空機が存在するわけですから、そういったものについてどう考えるのかというのは、これは防衛省さんがお考えになることだと思います。我々にしてみると、今回の目達原のAH64Dの話というものをしっかり事故原因と再発防止策というものをお伺いして、それをしっかりチェックしていくということなんだと思います。
○記者
 そうすると、今回の事故は佐賀空港への配備には全く影響がないと考えられますか。
○知事
 それはもうしっかりまず今回の事故原因の調査と、それと再発防止策というものを確認させていただくということがまずあったということだと思います。