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トップページ＞記者発表コメント＞令和2年3月20日

第四回佐賀県新型コロナウイルス感染症対策本部会議後の知事インタビュー


○読売新聞
　幹事社の読売新聞です。本日の専門家会議の見解を受けまして、イベントや学校の対応について方針を示されましたけれども、改めてポイントをお願いします。
○知事
　そうですね、今徐々に通常の生活に戻していかなければいけないと思っています。県はしっかり感染症対策を行っていった上で、そして、これから陽性が発生したとしてもしっかり対応できる体制が整っていると思いますので、そうした中で、政府のほうで示された、専門会議で示された３つの条件ですね、換気ができない、そして密集している、そして近距離での会話と、この３条件が重なったところは避けなければいけないということですので、特に佐賀県の場合はしっかり換気を行っていただくということを県民の皆さん方に意識していただければ、大概の活動は行っていただけるのではないかと思います。時あたかも花見のシーズンにもなりますけれども、花見も行っていただきたいなと思いますし、いろいろお困りの商店街だとか中小企業だとかもありますので、そうしたことにも思いを馳せて、みんなで支え合いながら対応していきたいと思います。
　この新型コロナ対策関連は、短期間で終わらない可能性が高い、これから当分の間、折り合いをつけていかなければいけないと認識していますので、しっかり感染症対策、県も取り組みますし、皆さん方もしっかり換気に心がけていただいて、そうした中で、通常の生活に戻っていくように努力していきたいと思いますし、子供たちも春休みは大いに外で遊んでもらいたいと思います。そして、新学期も通常どおりになるように今から準備を開始する方向で教育委員会に検討していただきますけれども、改めて方針につきましては、政府の方針が示されますので、それを受けて改めて発表したいと思います。
　以上です。
○読売新聞
　今お話しになった新学期の件ですけれども、現時点では通常通りの始業式を行って再開するという可能性が高いとみて。
○知事
　その準備を行っていきたいと思います。もちろん、これから様々な状況の変化も踏まえて対応しなければいけないということはあります。もちろん安心はしていないんですけれども、できる限りモード的には通常モードに戻す努力をしていくと。起きたことに関しては、しっかりと対応していくということだと思っています。
○読売新聞
　あとイベント等の中止、自粛が相次いでいましたけれども、今後はある程度再開というか、そういうことを促していくということになるんですか。
○知事
　そうですね。冒頭申し上げたように、３条件重なるイベントというのはそうそうないので、それこそ県外の方が多く来られる、それから海外の方が来られるというところについては厳しいと思いますし、例えば、そのための、イベントのための準備で密閉空間で換気もできないようなところでという部分があるのであれば難しいんですけれども、大概のものについてはしっかり換気を心がけていただければ開催していただけるのではないかと思います。
○西日本新聞
　先週、陽性の患者が確認されてから今日で１週間になりますけれども、これまでの対応とか、今のところ感染拡大は起きていませんけれども、振り返ってみていかがでしょうか。
○知事
　そうですね、本当に２３人の方々が陰性だったということが１つは大きな節目になったかなと思います。この皆さん方が陽性が何人かでも入ると、それがまたクラスター的に追っていくということが大変な状況になったんですけれども、そこで収まったということなので、まず３月２６日まで、この２３人の自宅待機をお願いしていますので、そこが乗り切れて、そして今陽性の方が陰性に変わったら、また一旦ゼロになりますから、そこをしっかりと注視していくということだと思います。
○読売新聞
　ちょっと具体的なもので申し訳ないです。大規模なイベントの例として有田陶器市がありますね、ゴールデンウイークに予定されている。県外からも多くの方いらっしゃると思うんですけれども、例えば、そういったイベントについて、どういうふうに判断して……。
○知事
　今ちょっと予断を与えるのもどうかなと思いますので、もうちょっと時間がありますので、状況を見ながら相談していくことになろうかと思います。基本的にはさっきの３つの条件ということを意識しながら、そして本県で今後新たな感染者が出るのかどうか、そして出た場合においてもコントロールできているのかどうか、そういったところが１つの判断要素になろうかと思います。
○時事通信
　さっきのベン図で言うと、換気というところにかからなければ、例えば、２要素ぐらいはかぶるようなところがあっても、多少そういうイベントでも実施をしても構わないという感じですか。
○知事
　はい、そういう認識です。でも換気もね、結構地下で、例えば、何とかハウスとかいうところも幾らかあったりとか、何とかボックスだとか、要は非常に厳しいところというのもあるわけで、特に佐賀県の場合は、この換気ができるかどうかというのが実は大きなポイントなるのかなと思っているので、あえて３つ、大変なので、まず換気をしっかりしようねというところを今日申し上げました。