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第七回佐賀県新型コロナウイルス感染症対策本部会議及び第15回佐賀豪雨復旧・復興推進本部会議後の知事インタビュー


○NHK
 昨日陽性反応2件目ということで、一夜明けての今の状況と県民の方に現状を受けて、どういうふうに対応いただきたいかというのをお願いします。
○知事
 昨日2件目が発生しまして、患者さんは非常に容体は安定しております。そして、速やかに配偶者の方と、それからお母様、濃厚接触者はお二人だったので、PCR検査は陰性でございましたので、ここは1つ経路が特定できて封じきれていると言っていいのではないかと思います。そして、改めてやはり新型コロナウイルス対策をやっていて感じることなんですけれども、まずやるべきことは、県民みんなの力で出さないようにすることが大切だと思います。それでも、どうしても起きてしまうことがあります。起きてしまったときには、その患者さんもなりたくてなっているわけではないので、みんなでしっかり慈しんで、そして患者さんが自分の行動履歴をしゃべっていただいて、そこを封じていくことがとっても大切なんです。なので、そういったところに対してプレッシャーがかかると、なかなかそこの対策が取れなくなることが大きな問題です。ですので、ぜひそこが封じ込めていくことができたとしたならば、感染しないということにもなるので、これを繰り返してやっていくしかないのかなと思います。経路が不特定な方が多々出てきますと、なかなかこの対策というものができなくなるし、場合によっては後手を踏んでしまうことになると思うんですね。ですので、今、佐賀県自体はある程度しっかりと把握されておりますので、県民の皆さん方に改めて今感染者が増えている地域というところに不要不急、後でもいいよということであれば、ぜひ今は外出を避けていただくことをお願いしたいと思いますし、改めて3密が重なるところ、そして換気をしっかりしていただくということを改めてお話させていただきたいと思いますし、佐賀県は人と人が慈しむ県なので、ぜひ患者さんを探したりとか、プレッシャーをかけたりとか、そういうことがないようにぜひお願いしたいと思います。
 以上です。
○NHK
 あとは学校の関係ですけれども、先ほどの会議の中でも、基本的には新学期については学校再開の方針は変えずと。一方で、部活動については、県外とのチームとの交流試合ですとか、合宿というのは避けるという話がありましたけれども、それについては、多分学校関係者なり生徒さんから非常に反応があるかなと思うんですけれども、その辺りをお願いします。
○知事
 今僕らが学校再開というところの方針を変えられないでいられるのは、先ほど申し上げたように、我々として、刻々と変わっていることなんだけれども、今の時点ではある程度コントロールされていると我々は認識できているからなんです。ですので、それが維持されないと次の段階に進まざるを得ない状況になるので、学校は再開したい。しかしながら、県外との関係で言うと、増えている地域に行くことになると、そのリスクが上がってくるので、感染者が特定されていないエリアというのが増えているところとの接触はできるだけ避けたほうが、今の佐賀県のコントロールされていると思われている状況というのが維持できるんではないかなと思っておりますので、部活はいいけれども、対外、県外との強化したいんだろうけれども、気持ちは分かるけれども、避けていただきたいなということなんです。
○サガテレビ
 陽性反応者がスーパーに行っていると。そのスーパーの場所というのはある程度分かっていらっしゃるのか。そして、その同じタイミングで急患にいた方のリスクに関する御認識ですね。そんなに高くはないのかなというふうなお話だと思うんですが、そこの2点。
○知事
 時期的には早い時期でありますし、もちろんゼロではない。これは新型コロナウイルスというのはまだまだ未解明なところは多いわけです。ですので、いわゆる濃厚接触者じゃない方もできる限り幅広にということで1回目のときにもやらせていただきました。基本的にはスーパーに行かれているんですけれども、その時点は、もっとずっと前の時点でありますし、特定に、いわゆる先ほど言った3密と言うんですか、そういった状況ではないと聞いておりますので、過度な心配は要らないんだろうと思っています。
○サガテレビ
 ちなみに、どこの辺りの自治体のスーパーかというのは特定されていらっしゃいますか。
○知事
 スーパーの特定はされているの。
○県
 はい、しています。
 マスクもされています。
○知事
 マスクもしていたということです。
○サガテレビ
 どの自治体、例えば、伊万里市であるとか佐賀市とかというのは、公表はしないということですか。
○知事
 そうですね。1回目もそうだったんですけれども、いろんなところに行かれています。そのときに、自ら公表されたホテルもありましたけれども、ほかもいろいろ行かれているんです。ですけれども、そこで、その次の反応としてあったときには全て追っていって、そこの場所も特定して発表していきたいと思いますけれども、どんどん先に発表していくと、それ自体が非常に冷静な対応ができなくなる。別の意味でのリスクが起きてしまうということも考えていますので、佐賀県は基本的に隠さない、そして、うそをつかない県だと自負していますので、そういったところは、我々はしっかり説明責任を果たしていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
○西日本新聞
 昨日、武雄センチュリーホテルが営業停止になりました。先ほど会議の中でも経済対策について触れられておっしゃいましたけれども、今後、県としてどういった対策を取ろうというふうに考えていらっしゃいますでしょうか。
○知事
 センチュリーホテルさんも、もともと島根県の会社で、そちらのほうの会社自体が非常に厳しい状況だと聞いております。そして、そのようなことが全国的に起きているんだろうなと思いますので、我々にとってみると、アジアベストレストランの一翼を担ってもらうホテルでもあったので、非常に残念に思いますけれども、何とかホテル自体の機能というのはとても大事なところでありますから、次にしっかり承継していただけるようなところが現れてもらえるように、我々としても努力したいと思います。特にこうやって雇用が失われるという方が出てくると思いますけれども、そこについてもしっかりとハローワークなど、国の機関とも連携しながら、一人一人に対してしっかりと支援ができるような体制を取っていきたいと思います。一つ一つまたこれから起きてくると思いますので、なかなかこの佐賀県の経済も血のめぐりが悪くなっている状況に今入ってきているという認識があるので、そういったところを、要は、経済は人とか物が動かなければいけないわけですけれども、それ自体が非常に新型コロナウイルスというのはそれを止めるようなところがあって、いつ、どういう段階で開始していいのかとか、どのように手を打っていいのか、例えば、県内の皆さん方に多少動いていただくということも必要なのかなと思う反面、移動自体のリスクということも指摘されるわけで、今回はバランスの取り方に各リーダーたちも非常に工面しているんではないかなと思います。
 佐賀県も両面をしっかりと対応できるように、この感染症対策でこれ以上広がらない、特に特定できないものが起きてこないように、今からしっかりと、そうならないようにしたいと思いますし、それは我々だけの力ではできない、本当に県民の皆さん方の総力が問われている問題だと思いますので、ぜひ御協力よろしくお願いいたします。
○読売新聞
 今回、陽性の方の感染経路というか、感染元ですけれども、3月21日の会食が可能性が高いと考えているのか、その点はいかがですか。
○知事
 3月21日の会食、特に、その後の経緯でも、会食のときには皆さん分かっていらっしゃると思いますけど、お互い陽性、症状もなかったわけなんです。だから、そういうところにまたリスクがあるわけですね。だから、結局、お医者さんのほうがかかっていてということであるので、基本的に、それは100%そうかというと、こればかりは何とも言えないんですけれども、一定の蓋然性があるんではないかと我々は認識しています。
○読売新聞
 佐賀県の範疇ではないんですけれども、会食に多数の方が参加されていたということで、両県ですね、福岡、熊本の方ということですけれども、そういった調査を依頼するというか、感染源特定のためにというところはいかがでしょうか。
○知事
 そこは情報を両県には伝えておりますので、あとはそれぞれの県のご判断だと思います。
○佐賀新聞
 油の訓練を先ほどするというふうにおっしゃいました。もう少し具体的にどういうイメージか教えてください。
○知事
 基本的に、ハード対策はかなり佐賀鉄工所さん、今回しっかりされているところがあると思います。ただ、それは実際、ソフトが機能するかということを実証してやってみないといけない。様々なシミュレーションの中でそれが本当に機能するのかというところを訓練してみて、それを実感として我々も、そして消防も、そして佐賀鉄工所の職員さんも、みんなで認識するということができたとしたならば、ある程度みんな共通認識ができるわけです。ところが、ハードだけだと、実感として、みんなとして、それが腑に落ちないということになると、それは町民にも伝わってしまうと僕は思うんですね。
 ですから、今回はこれだけみんなでやって、こういう訓練して、今度俺たちもこう動くよということがちゃんと説明し切れるとするならば、それは信頼にもつながりますし、それを佐賀鉄工所さんにも分かっていただきたい。だから、信頼を得てやっていくということがお互いにとっていいことなんだ、事業者にとってもいい選択なんだということを実証するためにも、今回、まずそんなに日がたたないうちに、一部の人じゃなくて、みんなで入って、検証するような訓練をしっかりやっておくということが、とても将来に大きな意義を残すんじゃないかなということで、あえて言わせていただきます。