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第八回佐賀県新型コロナウイルス感染症対策本部会議後の知事インタビュー


○NHK
 昨日に続いて3例目が出ました。相次いでいると言っていいのかと思いますけど、その受け止めを改めてお願いします。
○知事
 全国的に、特に、東京圏、そして大阪圏というところで今数も増えていますので、人が移動しているわけですから、その中でリスクは高まっているんだろうという認識です。
 ですので、我々とすると、今日、これで3件目ですけれども、今は一つ一つについてしっかりフォローして捕捉できている状況であるので、そういった意味では、ある程度先が見えている、コントロールできているという認識はあるんですけれども、この数がまた増えていって、そして、感染経路も分からないという事例が出てくるということになりますと、非常に我々としても不安に思ってくるということになりますので、何とか今のような状況のままで、一つ一つにしっかりと対応ができる体制の中で日々を送りたいと思っています。
○NHK
 先ほど予断を許さないという言葉を使われましたけれども、今、改めて佐賀県内はどういう状況だというふうにお考えですか。
○知事
 基本的に、やはり佐賀県は今拡大している福岡県とか、もちろん熊本県もそうですし、そうしたところにも接していたり、近いところにあるわけです。そして、これは致し方ないところでありますが、特に今の時期は東京圏、大阪圏との人の行き来もありますので、一定程度出てくることを前提に対応したいと思っておりますけれども、これがさらに広がっていくと、佐賀県内において広がっていくということになりますと、なかなか手に負えないということになるので、私としても県民の皆さん方に外出自体についての是非を問うということになろうかと思います。ただ、今の時点であると、点にとどまっている。今まで3名出ていますけど、一つ一つに対して何とかその先というものに対して追える状況であって、しかも、封じ込める状況だというふうに思いますけれども、これから先は非常にまだ見えない、そういうリスクが出てくる。そのリスクを防ぐ、塞ぐためには、これは県民の皆さん方と一緒になって、特に今感染が拡大している首都圏、関西圏、そして九州の拡大しているエリアに不要不急にはお出かけにならないでということをぜひお願いしたいと思います。
 今日はボードも出させていただきましたけれども、ここにありますけれども、首都圏、関西圏、そして九州の拡大地域に不要不急の外出は避けていただきたいというお願いをさせていただきたいと思います。これはみんなの力で守らなければいけないことだと思いますし、残念ながら出てしまうこともこれからもあると思います。そのときには、ぜひ患者さんを慈しんで、そういう環境をつくって、患者さんにはぜひ行動経路などを正直に話していただいて、我々が全力でそこに対策を講じるということをこれからも続けていくためにも、ぜひ県民の皆さん方のご協力、ご支援をよろしくお願いしたいと思います。
○NHK
 学校行事等への今後の判断の影響はいかがでしょうか。
○知事
 これは、現時点では変わっておりません。一つ一つしっかりと対応できる体制だとまだ思っておりますが、今後、これは刻々と状況は変わっていきます。そして先が見えないところが恐ろしいところでありますので、その時点時点における我々の判断をお示ししたいと思っています。
○読売新聞
 本人の属性、あと家族の年齢等を分かっている範囲でお願いします。
○知事
 40代の武雄市在住の男性であります。濃厚接触者は同居されている妻、そして乳幼児お子さん2人という、この3名にとどまるものでございます。
○読売新聞
 乳幼児というのは具体的に、何歳代とか分かっておりますか。お二人とも乳幼児ということですか。
○知事
 5歳以下が2人と申し上げておきます。
○読売新聞
 家族に症状がある方は今のところいらっしゃらない。
○知事
 ありません、はい。
○西日本新聞
 今回、同行で出張している人がいるということでしたが、これは接触者には当たらないと今のところ考えてよろしいですか。
○知事
 そうですね。情報はお伝えしたいと思います。その5名の方、一緒にこちらのほうから出かけていった方もおられますし、向こうで合流された3名の方もおられますので、向こうで合流した3名のうちの1名は今発熱をしているということでありますので、そこはそれぞれ情報提供させていただきたいと思っています。
○読売新聞
 現時点で感染経路は特定されていると言えるのでしょうかというところは。
○知事
 感染経路は特定できないと思います。というのも、東京の出張から発症までがちょっと短いのかなという意識もありますし、その東京出張の前の行動パターンについてもこれから調べなければいけませんので、そういったところで特定できるのかどうかというところだと思いますが、なかなか厳しいのではないのかなというふうに思います。
 ただ、感染拡大防止のためには、その後どういう接触を患者さんがしていたのかというところをしっかりとつぶさに追えるかどうかというところにかかっていると思いますので、そこもさらに調査をして、しっかりクロージングというか、包み込めるようにしていきたいと思っています。
○読売新聞
 あと、発熱からしばらく時間がたっていますけれども、現在のルールにのっとってということだとは思うんですが、早く検査をして捕捉したりする必要性についてはどう思われますか。
○知事
 ですので、濃厚接触者の3名はすぐにやりますけれども、そのほかにも今調べておりますので、必要とあれば迅速に対応するということだと思います。
○NBC佐賀
 40代男性の方の職業は分かりますか。
○知事
 自営業ということなので、お一人で事業をやられていて、そういった打合せだというふうに思われます。
○NBC佐賀
 東京に行って打合せ。
○知事
 と思われます。基本的には自営業ということなので、仕事の関係で行かれたというふうに聞いております。
○共同通信
 佐賀から同行した1人も自営業で働いている従業員という方ですか。
○知事
 この方は佐賀県民ではないんですけれども、そこはまだ調べないといけないと思いますが。
○共同通信
 3人は東京で、1人は佐賀県民ではなくて、東京で合流したみたいなイメージでいいんですか。
○知事
 はっきり言うと、この武雄の方と佐世保在住の方が長崎空港から行って、向こうで、東京2名、群馬1名、5名でということですけれども、それ自体はそこまで、その5名の方というか、それぞれの連絡はさせていただきますけれども、それ自体がストレートに原因だということを私は申し上げてはおりません。
○共同通信
 分かりました。ありがとうございます。