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第十二回佐賀県新型コロナウイルス感染症対策本部会議後の知事インタビュー


○幹事社
 先ほどのお話の中で、11例目の感染者の方について、簡単に言うと感染後はコントロールできているということでしたけれども、感染の経緯、起点については曖昧なところがあるかと思うんですが、可能性としては市中感染も否定できないのではないかと思うんですが、それについての見解をお願いします。
○知事
 宗教法人さんで、閉ざされたところで固まって集団で様々な生活をされているようであります。その中で、この5名というのは、特に一緒にお掃除をされたとか車に乗ったという方を検査できているんですけれども、全体の動きというのはなかなかつかみ取れないような状況なんです。ですから、そういった意味で、つかみ取れていないという意味で、今日は東京と行き来が多いという話もお伺いしたので、確かに今までもフランスだとか福井だとか東京とか、推定ではあるけれども、確かに推定の度合いは今回ちょっと弱いのかなということなので、そういうふうな認識で、なかなかここが見えないということは言えると思います。
○幹事社
 じゃ、現時点では市中感染の可能性については低いというような認識ですか。
○知事
 低いと思いますけれども、もちろんこれは本当に危機管理なので、ゼロだとは申し上げません。
○記者
 すみません、同じ意味合いなんですけれども、経路不明とまでは言えないという認識でしょうか。
○知事
 もともと我々も感染源がどこなのかというのは、極めてそれこそ難しい、医学的にもということなので、いずれも推定だと思うんです。ただ、我々として、確かに佐賀から佐賀にという県内感染ということに関して、そこは我々はこれからもよく見とかんといかんというふうに思っています。
 そこによくこれからの一つ一つの動きを注視しながらやっていくということは大切だと思います。
 それともう一方、今日申し上げたように、出口が全部ブロックできているのかというところも大事で、今まで我々は11個ありましたけれども、ケースでいうとこれが7ケース目で、ちゃんとここが塞がっているのか、ここがまた出口のところが塞がれていないと、我々としてなかなか厳しいというふうになるので、今のところ出口がちゃんとそれぞれ収まりが確認できているというところは、これからも追っていく。
 それを、先ほど言ったように、これから症例というものが、今すごいPCRを一生懸命やりながら全部塞いでいるんだけれども、ケースが増えてくると、とても今の佐賀的な一個一個を追っていくというやり方が難しくなってきますので、そうすると、本当に我々とすると厳しい状況になっていくのかなというふうに思うので、警戒を怠らずに、一つ一つ丁寧に、今日もまだ検査はありますので、やっていきたいと思います。
○記者
 関連して、宗教法人側も検査対象者を増やすことで全員確認させることもできるので、そういう考えはありますか。
○知事
 これからも法人側と話をして、行き来が多いらしいんですよね、その中で。閉じられた施設だけど行き来はあるので、もうちょっとそこはさらに調査を進めていって、できる限り判明したらそこを塞いでいくという作業も、元のほうもしていかないと、今のところ確かに5名が陰性なので、どこか行かれてしまったのかどうかも含めて、できる限り調査をしていきたいというふうに思います。
○記者
 何人規模かの宗教法人とかって分かりますか。
○知事
 分からないな。というか、本当に行き来があるみたいですので、いろんなこれからそういったところで要請なんかもしていかなければいけないと思います。
○記者
 法人に対して行動自粛を求めていくというお考えは。
○知事
 そうですね。これからそういった、今も、非常にこの法人さんも慎重にはされていたというふうに聞いておりますけれども、そういった今回出てしまったので、そういったことも含めて広がりがないように話をさせていただきたいというふうに思います。
○記者
 知事はさっき入ってくるときにマスクをされていましたけど、何か状況の変化を感じていたからということですか。
○知事
 そうですね。緊急事態宣言もあったので、皆さん一生懸命感染防止とか、いろんな意味でマスクをされているので、我々もマスクするということは非常に、自分から出さないという意味で意義があるということと、本当に多くの皆さん方のご支援で佐賀県は6月までにとりあえずマスク自体は何とか体制が整ったので、そういったことも含めて、本当にご協力ありがとうございました。
○記者
 その男性の件ですけど、陽性判明が前日の午後9時半で、その後、昨日の5時まで会見がなかったと、その後の情報はなかったと思うんですけど、更新される情報が。それで24時間近くブランクが空いたことで、結構県民の方々もどこに住んでいるのかとか詮索される声があったと思いますが、対応はできているんでしょうか。
○知事
 例えば、PCRを17名するってすごく大変なことで、1名1名に数時間かかるんです。RMAで伸ばして検査機能で判明するというところなんですけど、僕らも全力でやっているんだけれども、本当はこの方とこういうところもセットにして発表したいんです。途中段階で県民の皆さんに発表すると、整形外科もそうだけれども、整形外科に対してここで出ましたとういやつがSNSで今拡散しているわけですよ。なんだけど、本当はここまで全部ちゃんと24時間程度いただいて、ここまで検査して陰性だったというところも含めて発表したいというのが私の本音です。ところが、報道の皆さん方が途中途中で言うので、その途中の段階で報道されるということ、非常にすごい今これに対する関心は高いので、ある意味ここが危ないんじゃないかと。結局陰性なんだけどというようなことも含めて本当に悩ましい問題だと思います。ですので、どういう情報の出し方がいいのかということは、ぜひ報道の皆さんとともに話しあっていきたいというふうに思います。
○朝日新聞
 そのほかにAと書いているだけのことだと思うんですけど、それに関しては。
○知事
 だから、ここは、こっちは、僕らはそこまで決まってから出しているの、本当は。だから、これまでもいろんな濃厚接触者については出しましたけれども、濃厚接触者ではないので、本当はセーフというふうにしたいわけですよ、セーフだから。影響を及ぼしたくないんです。これまでもいろいろそうしてきたので、それをここもここもってあおるというやり方が本当にいいのかどうか。我々はここはすごい短い時間で全力で対応してPCR検査しているので、そこは分かっていただきたいと思います。どちらですか。
○朝日新聞
 朝日新聞です。
○知事
 ね、分かっていただきたいと思います。
○司会
 ありがとうございました。