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第十三回佐賀県新型コロナウィルス感染症対策本部会議後の知事インタビュー


○幹事社
 幹事社からまず2点お伺いします。福岡県が今日にも事業者などに休業要請を行う方向で調整をしていますけれども、緊急事態のエリアかどうかで大きく違いがあるにせよ、近いということで、佐賀県としては現時点どういうスタンスでしょうか。
○知事
 我々とすると、7都府県とは状況は違っていると思いますけれども、これからの状況ということは予断を許さないので、そういったことも含めて対応していきたいと思っています。
○幹事社
 もう一つは、先ほどの会議の中で出ていましたが、接客を伴う飲食店について、佐賀県でも戸惑っているというふうなことなんですけれども、知事の基準は今どうなんでしょうか。
○知事
 特に今、我々は13件一つずつあぶり出して止めているということからすると、特に夜の、いわゆるそういう夜の世界のお仕事というのは匿名性が高い。だから追いきれない。そうすると、さらにそれが拡散しているというリスクというのは、私もよく分かります。ですので、そういうことなのかなと。ですから、そういったところを全国的に止めるというのは、私は合理的だと思います。例えば、東京だけ、神奈川止めても、そういう方々も全国飛び回っているので、例えば、北海道が止めても東京が止まったら、今度は北海道に行くということというのはままあることなので、そういった意味からすると、全国的にそういった対応をするというのは分かるんですけれども、言葉がよく分からない、今日私も分からないと申し上げたのは、そこがどこまでの接客、何か渡すのも接客ということであれば大分広くなってしまうので、そこの辺りを示していただきたいなというふうに思います。
○幹事社
 居酒屋というのはどこまで入るのでしょうか。
○知事
 いや、それは発令した国のほうに聞いていただきたいんですけれども、我々では今日分からんねという話だったので、私のこれは個人的な認識とすると、そこは入らないという整理かなというふうに思っていますけれども、よく分かりません。
○読売新聞
 アビガンを投与されたという話がありましたけれども、何名なのか、あるいはどの事例なのかということは。
○知事
 これはちょっと特定させていただきたくないんですけれども、13件のうちの2件ということです。それも予防的にですね。今、中等症というところなんですけれども、これ以上悪化するということがないように、例えば、呼吸器だとかアビガンとか、そういったところで対応しているということですけれども、本当にこれ以上の悪化しないように心から祈っております。
○読売新聞
 投与した結果、何らか、時間的にまだないかもしれないですけど、効果が見られるとか、そういったことは。
○知事
 それは野田統括監に聞いてもらいたいんですけれども、多少こう、因果関係は分からないんです。ただ、少しよくなったりいろいろ変動はあるみたいです。
○記者
 病床の倍増、50床のめどが立ったという件なんですけれども、いつ頃には50床になるという、その時期的なめどというのは。
○知事
 めどが立ったというのは、例えば、仮にどかんと増えたとしたときに、50床今日にでも対応できると。要は何と言うんでしょう、そこのベッドが形を成しているということじゃなくて、出たと言ったらすぐに装置を入れてセットができるというところが50あるというふうにご理解いただければと思います。
○記者
 じゃ、もう今の時点で既にそういう対応をできる体制が50床整っていると。
○知事
 もう即日ですぐ動いて50確保できるという状況だという意味です。
○記者
 あと、この間、感染者が確認された宗教法人の件なんですけれども、宗教法人内の感染について、その後もできるだけ調査したいというふうにおっしゃっていたと思うんですけれども、その辺り、今日、基本的に抑え込めている、全て抑え込めていると説明されたわけなんですが、そこの調査というのはどういう状況なんでしょうか。
○知事
 だから、そこだけは今日括弧してあったと思うけど、発信源東京というところも含めて、だから、あそこが1つ、我々とすると推定力が弱いところ。
 というのは、宗教法人さんなので、ある程度閉鎖的なところで人が行き来しているので。ただ、そこからクラスターが発生してドカーンということにならないようにということで、再三うちのほうからも法人側に申し入れて、そこの対応をするようにということと、何かがもしそういう症状が出たら、すぐに話をするようにという話を申し上げているので、今の時点では出ていないということです。ですから、我々からすると、あそこは要注意だと思っています。
○記者
 そこは逆に出ていないというのが、そこは本当に感染経路なのかというのが分からなくなってくるという面もあるのかなと思うんですけれども。
○知事
 感染元とすると、東京とか全国と行き来している法人さんだという話だったので、もういろんな方々からされていて、その一環なのかなということなんですよ。ただ、あまりほか──何というんでしょう、法人からあまり外に出たり入ったりという方たちではないということであるので。ただ、我々としても、そこが必ずしも全貌がつかめないところなので、常に緊張感を持って、何かそういったところがこれから出はせんかといったところについては最大限の警戒を持っておかなければいけないところだと思っています。
○記者
 福岡とか緊急事態宣言の対象地域から佐賀に入っていったら、基本的には今2週間の行動自粛を求めているところなんですけれども、その中で佐賀から福岡に通勤、通学で行く人というのは3万人ぐらいおられるという中で、みんながみんなテレワークできたりするわけではないと思うんですけれども、その中で13人目のような鳥栖から持ち帰ったみたいなケースもある中で、佐賀県としては、そういう通勤、通学に対してはなるべく行くなという方針なのか、仕方がないという方針なのか。
○知事
 ですから、できる限り行かないでいただきたいと、今日最後に申し上げたのもそうだし、テレワークできる方は、もちろんテレワークしていただきたい。それでも、どうしてもという方はやむを得ず、一定数いるわけで、そういう方はもう、ちょっとした発熱とか、そういう兆しがあった場合については、すぐ対応する。ご家庭の中でも部屋を分けるとか、お風呂は最後に入るとか、そういった対応をするだけで大分違うので、ぜひそこをよろしくお願いしたいと申し上げました。
○記者
 すみません、もう一点だけ、ごめんなさい。
 軽症者と無症状者の方の施設ですけれども、どの程度の数なのかということ、調整中ということですけれども、目安は。
○知事
 いわゆる休眠病棟を丸ごと一つ使わせてもらおうかなというふうに思っていて、そこで大分入るんですけれども、これからまだ僕らは最大限のリスクを考えて、そうでない場合については、いわゆる他県がやっているような一般ホテルなども調整しなければいけないと思いますし、まだまとまっていませんけれども、そういったところで幅広に準備をしておきたいと思います。
○記者
 すみません、初感染から1か月たちました。知事が感じた、この1か月間の課題みたいなものを教えてください。
○知事
 結局、僕らは13個1個ずつ全て、もう何時間もかけて洗い出してという作業を実はしているんですね。私も13個全ての例について本部に入って、この1件1件についての関係を追って、入り口と出口を判明させる最大限の努力をしているわけです。すごい、これは県、職員も含めて全部で関係者で苦労して、1個1個の症例を当たっているんですけれども、結局その全てが──フランスもありましたけれども、都市部ということなので、ぜひ都市部の皆さん方に、本当は都市部も1個1個全部を追って、全てクローズしてもらいたいんだけれども、それがとてもできる状況じゃないのも分かるんだけれども、できる限りのその努力、そして、そこから外に出ない努力というのを各7都府県の知事さん方と都市部の知事さん、そして住民の皆さん方に切にお願いしたいなというふうに思っています。