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第二十五回佐賀県新型コロナウィルス感染症対策本部会議後の知事インタビュー


○記者
 県内では、段階的緩和にこれまで取り組んできて、昨日は休業要請も解除されましたけど、現状の認識とこれからの県民の動向をどうしていくかについて、まずはお話しください。
○知事
 本日もPCR検査11件全て陰性であることが分かりましたので、これで18日間連続新しい陽性者がいないということになりました。今日がゼロで2週間前ですから、5月8日の分、ですので、ゴールデンウイーク明けて、木、金の7日、8日についても影響はなかったということですので、改めて県民の皆さん方に一緒になって行動していただいたことについて、心から御礼申し上げたいと思いますし、医療従事者の皆さん方の頑張りに心から敬意を表したいと思います。
 そうした中で、今日対策本部でも申し上げたように、そのようにゴールデンウイーク中のような巣ごもりをしていただく局面と、あとは「支え愛」ということで、「支え愛」活動をしていただくという局面とあると思います。ですので、我々とすると、ここをしっかりとスイッチしていくということが佐賀県にできるかどうかというところが、これから佐賀県にとっては大きな分かれ目になろうかと思います。ですので、今は我々はこっちにあると思っています。18日間、今、新規陽性者はいませんし、緊急事態宣言も解除された、まさにこちらにいると思いますので、ぜひ「支え愛」の活動をしていただきたいと思います。
 佐賀県は今、外宿自粛の要請をかけていません。今、青です。だた、2次感染、3次感染、またそういったものというものを十分気をつけなければいけませんから、第2波、第3波を気をつけなければいけないので、この赤になったときには、県民こぞって、そして事業者の皆さん方も含めて、団結していただくということが必要です。ですので、今は青ですので、しっかり活動していただく。そのかわり、赤にあったらこちらのほうにみんなでまた自粛をすると、巣ごもりをするということを皆さんとともにやっていきたいと、今そういう局面にあるのではないかと思っています。
○記者
 あと、昨日、緊急事態宣言で関西圏が解除されました。月内にも東京辺り、首都圏の解除も見込まれますけれども、そういった地域等の往来について、知事の考えを。
○知事
 私は、やはり東京圏ですね。今、東京、それから神奈川、埼玉、千葉が対象になっています。そして、大阪、京都と兵庫は抜けたとはいえ、必ずしも十分なゼロが続いている状況ではないと思いますので、こうした地域、さらに北海道、このエリアにつきましては、相変わらず旅行、帰省については、避けていただきたいと思います。というのは、せっかく九州全体も今日まで1週間新しい陽性者がゼロでいます。私はできる限りこの県境のところについては、生活圏については行き来していただいても結構だと言っておるわけだけれども、また、第2波というのは外からやってまいります。東京なのか大阪圏なのか、そういったところというのはさらに警戒をしなければいけないと思いますので、東京圏や大阪圏もゼロが続くという状況になったときに、また新たなお話をさせていただこうと思っています。
○記者
 「支え愛」と巣ごもりのスイッチの件なんですけど、例えば、巣ごもりになったときには、期間ですとか、エリアを絞ってゾーンを示すか、まず、その考えをお聞かせください。
○知事
 そうですね。これはもう完全に例えば、我々、一番強いものとすると、やはり外出自粛をかけて、そしてまた営業のほうも自粛をしていただくということになるわけなんですけれども、この真っ赤っかになるまでには様々な局面があると思います。福岡さんの動きもそうですし、東京、大阪圏の動きもありますから、そういった中で、さらに、佐賀県の中でもゼロが1になったりし出したときに、そこについてしっかり対応ができるのかどうかというところの情報公開をしっかりして、例えば、黄色いサインにするとかしながら対応していくということになろうかと思いますので、ぜひそのあたりを注意していただきたいと思います。
 いずれ、これは世界中からコロナが消えるというのはおよそ考えられないので、水際対策も含めて、常にこのゼロが1になることというのを意識しながら、これから行動しなければいけないと思います。それを前提として、出たときも含めてどういう社会をつくっていくのかということについてこれから考えたいと思います。ですので、今日はSAGAナイトテラスチャレンジというものも皆さんとともにどういう新しい社会をつくっていくのかということのチャレンジが始まると思います。
○記者
 今日のそのナイトテラスチャレンジについて、県民皆さんにはどういうところを楽しんでほしいとか、どういったものを新しい価値観とかを見出してほしいとか、そういうメッセージ的なものはありますでしょうか。
○知事
 これまで我々佐賀県民の認識として、通路とか外で飲み食いをするというのは、どちらかというとやらなかった。むしろ、店の奥の奥にいて、できれば個室でというのがみんなの希望だったりしたわけですけれども、じゃ、これからこのコロナウイルスと共存していく中で、どのような3密を避けたような楽しみ方があるんだろうかということについても挑戦してみたいと思っています。特に季節がいいときとか、佐賀は非常に風土もすばらしいので、そうした中で、みんなで模索してみるというチャレンジです。ですので、今回は様々な機関も協力していただいて、外で飲み食いするというのがどういうものなのかという、ある部分、佐賀の県民との協働作業、今までの価値観との、何でしょうか、挑戦というか、そういった局面もあろうかと思います。試行錯誤、これからあると思いますけれども、みんなで考えていきたいと思います。
○記者
 甲子園が中止になって、県の高野連が今協議をしていると思うんですけれども、知事としては、改めてどういうふうにもっていってほしいか、お願いします。
○知事
 何かね、やっぱり佐賀県にとっては夏の甲子園ってとってもかけがえのないもので、今まで夏の甲子園の決勝で満塁ホームランが2本しか出てなくて、それが僕らの優勝した佐賀商業と佐賀北だったりするので、実は僕らもコロナの作業でクラスターが出て、すごいつらいときに、佐賀北の副島の満塁ホームランをスクリーンに映してさ、それでみんなでやろうという雰囲気をつくったことがあって、そのぐらい何か我々にとっては大切な大会だったと思います。
 それを目指して、ずっと子供のころから夢見て頑張ってきた佐賀の野球球児たちの思いを考えると、本当に言葉が出ない状況なので、何とかそういう球児たちも含めて佐賀で、それこそ「佐賀支え愛」、佐賀の大会を本当に甲子園のようにみんなで盛り上げて県民と一緒につくり上げることができたらなと思ったので、優勝チームには自分で甲子園のようにメダルをかけたい気分なんですよね。金と銀を作ってやるでしょう。何かそういう、見たらやったねと、甲子園はないけれども、おまえらすごい立派だぞという、そういう何か雰囲気をつくれれば、みんなほとんどのチームはどこかで負けるわけだけれども、何かすごくいい、次の人生のステージへの応援、エールになるんじゃないかなと思っています。
○記者
 県総体の代わりの大会について、先ほど落合教育長から県のバックアップをというお話がありましたけど、県としては、主催者として名を連ねることになるんでしょうか。
○知事
 そうですね。SSP、僕らがやっています。せっかく盛り上げるなら、とことん教育委員会だけではなくて、我々のSSP部局も入って、佐賀2020SSPカップと、そんなような感じで高校生たちに出てきてもらってやっていく、そういう県民こぞって盛り上げるような、あれって、むしろ今年の大会、この佐賀の大会に出て、かえってよかったんじゃないかみたいな声が出るぐらいに盛り上げられるような大会がつくれないかなと思います。