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第三十回佐賀県新型コロナウィルス感染症対策本部会議後の知事インタビュー


○記者
 まず、北九州、北海道の行き来が少し緩和ということでお話がありましたけれども、北九州は第2波お恐れもあるという中で、落ち着いてきたという御判断で今回の決定ということになったのか、その辺りを改めて。
○知事
 そうですね、同じ九州の中でもありますし、できるだけ早く解除ができたらいいなと思って見ておりましたけれども、非常に北九州市さんも大変な状況だったと思いますけれども、ここに来て数字が落ち着いてまいりましたので、もちろん気をつけてはいただくんだけれども、我々のほうからあえて北九州市さんの往来の自粛ということは崩そうという判断をさせていただきました。
○記者
 やはり首都圏、東京都はなかなか人数が減らないという中で、そこは様子を見てこれから注視していくという。
○知事
 そうですね。もちろんやむを得ない場合は、首都圏も今でも往来していただいているんですけれども、やはり数字が、特に最近若い方が中心に、夜の街も含めて、職場感染も家庭内もということでありますので、やはり今後の先行きが非常に不安に思っています。やはりまた佐賀のほうに来るということになりますと、またその対応ということになるので、できる限りそこを抑えたいという気持ちで、やはり首都圏は気をつけようということを県民の皆さん方に引き続き呼びかけることといたしました。
○記者
 地域のお祭りについてなんですが、現状でいきますと、県は前向きにというか、サポートしていくというようなお話だと思います。唐津くんちなど、これからどうしようかというお祭りもありますけれども、例えば、唐津くんちについては、県としてできれば開催してほしいとか、そういうお考えはあったりもしますか。
○知事
 今日お示ししたガイドラインは、基本的には市町の中に閉じるような地域の夏祭りだとか浮立だとか、そういったものを念頭に作らせていただきました。我々とすると一生懸命考えながら作っているんですけれども、あえて今回案としたのは、いろんなご意見の方もあられるだろうから、1週間案で、皆さん方の意見なんかも承りながら作っていきたいなと思っていて、そうした中で、唐津くんちはあの中に入っていないんだけれども、唐津くんちも非常に現場で悩まれているというふうに聞いております。
 私としては、何らかの形で実現できればなと。バリエーションはいろいろあるわけだから、もともとは神事なので。というふうには思っておりますけれども、やはり地元の皆さん方がどうお考えになるかということがまず大事なので、我々とすると、できるだけ開催に向けてサポートしていきたいというのが今の気持ちです。
○記者
 あともう一点、今回の会議ではありませんけれども、德永組合長と先ほどお話をされていたと。差し支えない範囲でどういった内容だったのかを。
○知事
 本当、德永組合長は有明海漁協をこの6年間率いられて、有明海と言っても、昔は漁協のそれぞれだったのが、あれだけ幅広い単位で率いられるというのは本当に大変なことだろうなということで心から敬意を表したいと思いますし、一年一年海の状況も違う中で、誠実に仕事をされたということ、本当にすばらしいなと思います。
 それに加えて、私も德永さんが6年間でしたか、私も今5年ちょっとですから、ほぼ一緒に仕事をしてきたと思っていて、オスプレイの配備問題については、非常にご心労もあったろうなと。様々な意見がある中でリーダーでいるというのは、私もずっとそのことを痛感しながら頑張っているので、組合長にはそういったところも大分負担になったんだろうなと思っております。だから、本当にこれまでのご努力に対して感謝申し上げたいと思います。
○記者
 この関連でなんですけれども、これまで議会の質問でもあったように、圧力ですよねとかということをずっと言われてきた
○知事
 圧力じゃないけど。
○記者
 今回、德永さんの前で言われて、余り怒ることもなく和やかに終わったと思うんですけれども、やっぱり知事としては気にされていたんですか。
○知事
 というか、もともと何なんだろう、德永さんの6年間というのに私もすごく特別な思いがあって、すごく一緒に頑張ってきたなという、もともと佐賀県のほうから自衛隊を誘致したわけではなくて、そういう要請があったという中で、有明海を大切にしたいという共通の思いの中で、この国防という非常に大きなテーマにどのように向かい合っていくのかという中で、非常にそういう苦労というか、そういったものをそれぞれ、様々なタイミングの中で一緒に考えてきたこともあったので、この6年間が終わってしまうのかなという特別な感情、その問題はありながらも、この有明海というものを守るために、そして、諫干の問題についてもともに立ち向かっていきましたし、何とか有明海再生に向けてという思いの中で、毎年毎年起きてくる困難に立ち向かっていった。
 そして、今日も嬉しかったのは、県は振興センターとかを中心にとっても海のみんなに寄り添って仕事をしてきたと我々自負もあるので、そういったところを評価していただいたということは、県にとってもありがたい言葉だったなと思っています。
○記者
 まだ決まっていないと思うんですけれども、今後、新しい組合長が選ばれたときには、知事から漁協のほうに行って協定の見直しの協議というのを改めてお願いをされるんですか。
○知事
 そうですね。まだ決まっていないですか。もし決まったら、来週中のどこかでお伺いして話をさせていただければいいなと思っております。
○記者
 改めてこの一定の整理という前におっしゃられた発言というのは、このまま引き継いで次の方にもお願いをしていくということなんですかね。
○知事
 そうですね。この問題というのは、このまま新しい体制においても検討いただけるようにということで、我々としても話をさせていただくということだと思っています。
○記者
 よろしいですか。祭りの件で、先ほど唐津くんちはあの中には入っていないんだけれどもと言われたんですが、その入っていない理由というのは何かありますか。
○知事
 唐津くんちって非常に検討することがとても多くて、まず今小さな市町単位の祭りも中止という声も幾つも聞いているので、まずそこをやれるほうで何とか検討できませんかというところをまずスタートアップにして、そこの、今回、また1週間いろんな意見も聞いたりしながら話が出ると思うんですね。そうする中で、もっと応用問題なので、唐津くんちは。県外からのお客さんをどうするのかとか、まずは神事をやらなきゃいけないんだけれども、じゃ、野球やサッカーだと無観客というのもあるし、いろんなバリエーションの中でこれを組立てなければいけないので、まずは今回、小規模なものということで皆さんといろんな意見交換をしながら、唐津くんちはまだ時間があるので、すぐに決めないという話も聞いているので、そういった議論の中で、何かいい検討がなされたらいいなと思っています。
○記者
 話替わって新幹線になりますけれども、先日、赤羽大臣が佐賀にいらっしゃいましたけれども、鉄道局長のインタビューの中で、複数アセス案については、佐賀県から最終的な回答はいただいていないと思っているという発言がありましたけれども、複数アセス案については同意できないと伝えたはずなんですが、今の佐賀県の立場としてはどういうふうに認識していらっしゃるでしょうか。
○知事
 新幹線の問題については、全て網羅的に1回だけお答えしていいですか。
○記者
 はい。
○知事
 まず、アセスの問題も含めていろいろ提案があったようですけれども、そういったものも、国と我々のほうで共通の土俵として協議の場をつくるということになったわけですから、ぜひ協議の場に出していただいて議論をさせていただいたらどうだろうかと思っているのが1点です。
 それからもう一点なんですけれども、今回の、大臣が九州に来られた件についてですが、まず観光関係の意見交換をしたいという話があったわけですけれども、そこの様々な骨組みとか、組立てとかから、私は素直にそのまま受け取ることができなかったので、参加しないということを申し上げました。
 そうしたら、それとは別に赤羽大臣のほうから、いろんな幅広く話をしようじゃないかということで、あの日の夜に、お互いで懇談をすることになっていました。しかし、その直前になって、体調不良なので今回はとてもそういう状況にないということで、体調不良ということであれば、それは本当にお大事にしてくださいということで了承したんですけれども、何か後で聞いたら、その前に嬉野の行程もあって、次の日は長崎の知事に会われているというから、ちょっとどうしようかなと。幅広く意見交換するということっていい機会かなと思っていたんだけれども、そこはキャンセルされたので、どういうお気持ちだったのかなということは、私は思いました。それは一応申し上げておいたがいいかなと思ったので。
○記者
 もともと会う予定が入っていたということですか、その日の夜に。嬉野かなんかに。
○知事
 場所は言えませんけれども、割とじっくりと時間を取る予定でした。
○記者
 ほかの日程はちゃんとこなしたのに、佐賀県知事と会うことはなく。
○知事
 いやいや、だから何というの、病気とかあるじゃないですか。だから、全部キャンセルして、体調、きついんだということならまだ分かるんだけれども、その前の嬉野では、嬉野市長とか武雄市長とは会って、そこまで終わって、その後、私と差しのやつはキャンセルになって、次の日はまた長崎の行程をこなしているというのがどうしてなのかなと単純に思っていると。
○記者
 その上で、会いたいという発言が大臣からあっていましたけれども。
○知事
 だから、それもあれって。だったら、どうしたんだろう。昨日の、そこは割とじっくり時間を取っていたので、前回、2回話があったけれども、そのときは新幹線の話もほとんどしていないわけで、一緒に協議の場で、ということだったので、今回はある程度ちゃんと説明しようと思っていたし、この問題だけでなくて、幅広くいろいろ、せっかく佐賀の地まで来ていただいたので、いろいろ楽しんでいただこうかなとか思っていたので、あれっという感じ。それなのに何か報道を見ると私が逃げているとか、何かえっということです。
○記者
 知事はガラス張りの協議というのを大事にしていらっしゃると。それに差しで会うということに関して、何かお受けした特段の理由とかなんかあるんでしょうか。
○知事
 僕は、もちろんああいう協議というのは公開でやるべきだと思うけれども、それとは別に、大臣が佐賀に来られて、いろんなことについての意見交換をするというのは、それはあっていいだろうと思っています。ですので、この問題も、向こうからの申出であって、事後に発表しようということだったので、だから、あえて私から申し上げなかったんだけれども、いずれ事後に発表するということでお互い調整はしてあったので。ただ、いつの間にか報道が妙なほうに転がっているから、これは申し訳ないけど、ちゃんと本当の事実を言っておかないと、後々また私に今度不信感を持たれてもどうかなと思うので。いろいろ大臣も御都合もあったと思うし、本当につらかったんだと思う。だから、そこは何とも思っていないんだけども、申し訳ないけど、大臣にお大事にという気持ちとともに、そういった事実については今日お話しさせていただきました。
 よろしくお願いします。