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第三十一回佐賀県新型コロナウィルス感染症対策本部会議後の知事インタビュー


○毎日新聞
 昨日、77日ぶりの新型コロナウイルスの感染者が確認されましたけれども、まず、その件についての受け止めと、県民の方への呼びかけをお願いします。
○知事
 76日間、新規感染者が出なかったということで、本当にチーム佐賀でみんなで頑張ってきた成果だったと思います。そして、残念ながら昨日1件出ましたけれども、いわゆる佐賀県で発生する場合の典型的なパターンかなと思います。福岡の方が佐賀に来られて、マスクなしで会話されてということでありました。幸いにも濃厚接触者としての連絡があって、佐賀県として即時に濃厚接触者をしっかりと調査をして、全て陰性ということで対応できたので、これからこんな形で、みんなで感染防止をしっかりやりながらも、出た場合については的確に対応していくということだと思いますので、県民の皆様方におかれましては、同じ会社であってもマスクをして、手洗いをして、3密を避けてという基本行動を改めて意識して社会生活を送っていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○毎日新聞
 明日からGoToキャンペーンも始まりますけれども、県内や県外の方に対してメッセージをお願いします。
○知事
 GoToキャンペーンは、東京を除いてということでありますけれども、多くの方々が行き来をすることになろうかと思います。ぜひ行き来される方については健康管理をしっかりとしていただくということと併せて、症状があった場合についてはぜひ申し出ていただくということであります。佐賀県は幸いなことにここのところ出ていなかったわけでありまして、みんな受け入れる側の皆さん方も心配をしながらおもてなしをという環境でありますので、そういったところにもご留意いただけるとありがたいと思っています。
○毎日新聞
 会議の中で、支え愛平日宿泊運動のお話がありましたけれども、この平日に絞った思いについて伺います。
○知事
 まず、これは国と同じ気持ちなんですけれども、観光関係の皆さん方、特にホテル、旅館の皆さん方は非常に苦しい状況でありまして、そこに手を差し伸べたいという気持ちは同じであります。今の全国的な感染状況を見てみますと、遠出からということに関しては非常に抑制傾向になると思います。こういう状況に鑑みて、我々もできれば近場でと、高・近・長の旅行というのを推奨しておりますので、佐賀県民の皆様方をはじめ、九州の皆さん方に近場の旅行というものを提案したい。
 そして、土日についてはおおむね埋まりつつあるわけですけれども、平日は厳しい状況でありますので、平日、佐賀県民であれば、夕方から旅行を始めても宿泊もできますので、そういった近場の皆さん方に、実は佐賀県は大いなる観光地であります。今まで実は県内のなかなか泊まったことがないような旅館、ホテルも、今回のキャンペーンを使いますと、例えば、県のキャンペーンとGoToトラベルの併用ということをしますと、非常にお安く、1人1万円を切るような状況で、大体県内で1万8,000円の代金を払うようなところというのはかなり立派な旅館なんですが、それが1万円を切る料金で泊まれるということと、さらに、先ほど説明がありましたけれども、2人に1人ぐらいが当たるようなギフトプレゼントというものもついておりますので、むしろこの夏は自分の地域のすばらしい宿泊を楽しんでいただこうというキャンペーンでございます。
○読売新聞
 最後、首都圏への往来の自粛は引き続きということだったんですけれども、関西と近くの福岡も徐々に増えてきている状況であります。これについての考え方を。
○知事
 今回も大分そこは議論をさせていただきました。関西も福岡も増えているわけですけれども、今回は特に首都圏というところについてのみ継続させていただくということ。様々な国の説明状況、それから、都や府の説明状況、そして、我々としての分析も含めて、総合的に勘案して、今回は首都圏ということ。今後さらに状況を見据えながら、その他の地域の展開も考えていきたいと思います。
○読売新聞
 総合的にということだとは思うんですけれども、その呼びかけに入らない要因としては、例えば、主なものとしてはどういったところで。
○知事
 関西は大分中で議論させていただきましたけれども、今回はGoToキャンペーンが首都圏、特に東京ということになっておりますし、今の現状分析では首都圏の継続ということについて今日の時点で判断したということです。今後よく一日一日の状況を見据えながら、また検討していきたいと思います。
 報道の皆さんも、ぜひ平日宿泊キャンペーンよろしくお願いします。