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4連休を前にした佐賀県知事メッセージ


○記者
 20日から3日連続での感染確認となりましたけれども、県としては感染は広がっているという認識でいいですか。
○知事
 今日は私のほうから、県民の皆さん方に、これから4連休に入りますので、直接メッセージをお伝えさせていただきたいと思っています。おととい77日ぶりに県内で新規感染が確認されました。そして、昨日にもう一例発生いたしました。そして、本日は6件の感染が確認されました。この6件なんですが、このうち6件中の5件に関しては、昨日の49例目の方の接触者です。その5人のうちのまずお一人は11日に福岡で会食があったわけですけれども、そこに福岡の方で発熱があるにもかかわらずそこに参加された方がおられて、この方は福岡で陽性になっているんですけれども、その方から感染された49例目の方と同じ食事会で感染されたという方、この方が20歳代男性、佐賀市の方となります。
 この5名のうちの残りの4名の方です。この4名の方は全て全員唐津市在住の20歳代の女性です。この4名の方は18日、49例目の方が19日に発症していますが、発症の前日になります。食事会をこれも福岡で行われました。全部で6名です。
 49例目の方との後、ほかに5名いたわけですけれども、そのうちの4名が感染されていることが先ほど分かりました。
 これで5例説明しましたけれども、もう1例は全く別の形であります。この方は30代の男性、佐賀市の方であります。この方は勤務地が福岡で通勤されておりますので、福岡市での感染と考えております。
 県民の皆様方に話をさせていただきたいんですが、福岡県では昨日、これまでで最多の53名の感染が確認されております。特に特徴的な問題として、若い世代を中心に感染者が増加しております。佐賀県でも先ほど説明しましたように、3日連続で感染が確認されました。皆さんお若い方ばかりでありますし、そしてその8件全てが福岡県との往来の中で感染したものであります。
 私はかねてから申し上げておりますように、若い方から高齢の方だとか、基礎疾患をお持ちの方に感染するということを大変危惧しているわけであります。改めて明日から4連休になりますけれども、感染者の多い地域の方と接する場合については、お互いにマスクを着用していただくという基本原則。マスクがあれば防げたものというものばかりであります。
 もう一点は、マスクを取る場合というのは食事のとき、食事のときにその感染を最大限気をつけていただくということが大事だと思いますので、ぜひ感染防止を特に意識した行動を佐賀県民の皆さん方、この4日間とっていただくことをお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
 以上です。
○記者
 ということは、18日の会食の場はクラスターという認識でよろしいでしょうか。
○知事
 そうですね、5名以上という定義になると、福岡での会食5人感染したということですから、クラスターということだと思います。
○記者
 では、昨日感染が確認された唐津市の20代の女性ですけれども、その方が11日の会食の場で感染して、18日の会食の場で周りに移したというふうな認識でよろしいですか。
○知事
 はい。その方の発症は19日になりますので、発症前日というのが一番感染率が高いとも今言われている状況の中で、本人は自覚症状はなかったものと思われます。
 いずれにしても、いつも申し上げていますけれども、故意に発病されたわけではありませんので、ぜひそういう若い世代の方々をしっかりみんなで支え合うような形で支援していただきたいと思います。揶揄したりとか、そういうことは決して行っていただかないようによろしくお願いしたいと思います。
○記者
 現時点では市中感染までは行っていないという理解でよろしいでしょうか。
○知事
 はい。今、実はこの事例については、陽性判明したばかりですので、これからそれぞれの皆さん方の調査を行った上で、本日、別途またさらに調査が判明するものもありますので、それも併せて会見を改めて開かせていただきたいと思います。
○記者
 福岡との往来の自粛を呼びかけるとか、大阪も今日、最多の数が出ていますけれども、そういった段階にはないということでしょうか。
○知事
 気をつけていただくということに尽きると思うんです。ですので、佐賀県もこれまで77日間なかったということだったんですけれども、ご案内のとおり、東京を中心にそれがどんどん伝播している状況でありますので、福岡まで大きく迫ってきたものとこれは認識せざるを得ない。ということはどういうことかというと、やっぱり今、県境を越えて、「Go Toキャンペーン」も始まっていますし、今そういう状況にあるので、その上でお互いマスクをし合う、そして、食事のとき気をつける、そして3密は避けるという基本原則を改めて、ついつい忘れがちなんですけれども、そこを改めて徹底していただくということが大切だと思っています。
○記者
 18日の会食の場ですけど、クラスターということをちょっと詳細をお聞きしたいんですけれども、どういうお店で、例えば、時間帯とか、どういう状況だったのか。
○県職員
 この後、一応セットしておりますので、すみません。
○知事
 そちらのほうで。
○記者
 4連休中は県内でもSSP杯を含めイベントがありますけれども、その開催に当たっての注意点とか、そこら辺の呼びかけはいかがでしょうか。
○知事
 ということで、今の段階ではある程度確定はされているんですけれども、症状が出た方というのはもちろんすぐに手を挙げていただきたいと思いますし、感染防止によく留意しながらということになろうと思います。
○記者
 観光キャンペーンの中で、九州域内を対象に今往来を呼びかけているところなんですが、そのキャンペーンの打ち方の見直しというのは検討されますか。
○知事
 そうですね、本当にコロナはこの先のことが分からないわけです。ですので、今、本日という時点では、今日の調査も含めて、そして、明日以降どういう形でこの感染が広まっていくのかどうか、そして、我々が一番気にしている重症患者が出てくるのかどうかといったところも含めて、日々、緊張感を持って取り組まなければいけないと思っています。
○記者
 「Go Toキャンペーン」に対する知事のスタンスというのは、やや変わってきますでしょうか。
○知事
 これは前から申し上げていたように、どうしても国全体でやるとタイムラグが発生するということだと思います。先のことがみんな見えないわけです。それともう一点は、改めて申し上げたいのは、ゴールデンウイークの前のときに一発で全国ゼロにしなければいけないと、強い覚悟で挑まなければいけないということだったんだと思います。ですので、東京もやはり限りなくゼロに近づける、なかなかみんなで全ての行動を制限してやるというのはそんな簡単にできることではないので、やると決めたときに徹底的にやるという教訓を残したのではないかと思っています。