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第三十二回佐賀県新型コロナウィルス感染症対策本部会議後の知事インタビュー


○記者
 大都市圏への移動についてなんですが、福岡県へ行かないとは申し上げないとおっしゃいましたが、改めて県をまたいだ移動について、知事の認識と県民への注意喚起をお願いします。
○知事
 先週77日ぶりに確認された新規感染ですが、7日間連続で20件出るということになりました。そして、その全てが福岡由来と我々は考えております。
 ただ、その中身を分析いたしますと、いわゆる普通に通勤・通学しているというところから大きく発生するということではなくて、いわゆるクラブだとかパーティーだとか、そういったところからの派生が多いということが分かります。通常の生活の中で発生してしまう場合については、一つ一つしっかり対応できるものと思いますけれども、やはりクラスター的に多く発生するパターンというのはなかなか対応が難しいので、今回我々として考えたものといたしまして、県境を塞ぐということではなくて、ここに申し上げたように、特に今回は9割方、10代の方1人を除いて全て20代の方になりますので、若い方々にいわゆる福岡市内のクラブ、それからパーティーというようなところへの参加を当面控えていただくことによって対応できるのではないかと認識しています。
 ぜひ報道の皆さん方もクラブ、いわゆるディスコのようなところで割と遅くまでやっている、朝までやっていたりする、そういう場所ですので、そういう認識もあわせて告知いただきたい。
○記者
 あと一点、政府の「GO TO キャンペーン」が本格的に始まりましたが、県内への影響は、感染の面でも経済の面でもなんですが、どのようにお考えでしょうか。
○知事
 もちろん、観光、旅行、交通関係、非常に今傷ついている状況です。その中で、今回「GO TO キャンペーン」ということなので、まだよく分析しておりませんし、その「GO TO キャンペーン」からの感染というのは、まだちょっと時期が早い。これからもっと後になってから現れてくるものなので、今の段階では何とも申し上げられませんけれども、現状において佐賀県は、できる限り「高近長」、近場の皆さん方に価値の高い旅行をしていただくということを推奨しておりまして、県民の皆様方にもこういう時期、お互い支え合うためにもできるだけ県内の旅館、ホテルというところに宿泊いただけないだろうかというお願いをしているというのが現状です。
○記者
 20代の若者が遊びたいというのは重々分かるんですが、もう少し県内で遊んでほしいといいますか、県内での利用というところで呼びかけてもらえますか。
○知事
 つい佐賀もん同士、福岡行ってクラブに行きたいという気持ちも分からないではないんだけれども、ぜひ県内で楽しんでいただきたいなと。今、やはりふだんみんな頑張って抑えているから、今回の20人から県内に派生することがなかった。高齢者に行くこともなかった。本当に僕らはありがたいことだと思っているんですけれども、その分、ふだん県内で抑えているがゆえに、つい福岡に行ってはじけたいという気持ちになるのもよく分かる。ただ、そこにどうしてもリスクが潜むので、もうしばし辛抱いただいて、県内オープンエアもいろんな楽しみ方もあるので、ぜひ県内で楽しんでいただけるということを考えていただけるとうれしく思います。よろしくお願いします。
○記者
 「GO TO」の絡みで、連休の前には九州内の旅行を平日促すようなキャンペーンを打つという告知もされていましたが、その辺りのキャンペーンの打ち方とか見直すということはありますか。
○知事
 もともと我々とすると、県のキャンペーンも県民と九州の中ということで、さらにプラスオンした形で支援をしているわけですけれども、私の聞いているところによると、大分近場での予約というのが多く入ってきているというふうに聞いております。これから一日一日がこの「GO TO キャンペーン」の影響というものが現れてくると思うので、いろんな意味で、そこをよく分析しながら今後しっかり検証していきたいと思います。