メニュー表示
こちら知事室です
×
こちら知事室です こちら知事室です

塩田鹿児島県知事来訪後の知事インタビュー


○毎日新聞
 まずは塩田知事の訪問をどのように受け止められましたか。
○知事
 知事就任して間もないときに、こうやって佐賀県のほうに要請に来たということで、非常に行動力のある知事さんだなと。高校の同級生なので、こういうふうに発言する機会ができたことを非常にうれしく思います。
○毎日新聞
 2023年の開催についてですけれども、このことについてはどういうふうに。
○知事
 この問題は本当に悩ましくて、今日、塩田知事がお話しになりましたけれども、鹿児島県さんも10年間準備をされてきて、我々も今ずっと準備しているから気持ちがよく分かるんです。それなのに、コロナという突然の現象によって、今年の開催を中止せざるを得ないという状況になると、本当に切ないだろうなという気持ちは佐賀県も同じ九州の盟友として受け止めたいと思います。
 そして、難しいのが、我々のアスリートとか競技団体とかみんな準備しているので、それに2023年をすばらしい年にしようと思って頑張ってきた仲間もいるので、いや、もう本当にそこは簡単な問題ではないと今日申し上げましたけれども、そこをどういうふうに解決していくのかということだと思っておりますけれども、私としては、何とかそういったアスリート、競技団体、県民の皆さん方のご理解を得て、県議会の皆さんのご理解も得て、何とか解決策を見出す、具体的には2024年にということを念頭に調整をしてまいりたいと思っておりますけれども、まだこれはこれから皆さん方にお話しすることなので、結論は分かりません。ただ、そういうふうな思いの中で、やれることは全力を尽くして調整してまいりたいと思っております。
○毎日新聞
 佐賀県としては、最初の国スポを佐賀でという思いで今まできましたが、そのあたりはいかがですか。
○知事
 これはもう譲れません。これはどういう状況になろうと、最初の国スポはずっとそれを意識しながらやってきた我々でないとできないことだと強い自負を持っておりますので、いかなる場合であろうと、そこは譲れない一線だと思っています。
○鹿児島読売テレビ
 今、2024年を念頭にというお言葉をいただきました。現段階でのご発言ということは承知の上で、鹿児島県民がすごく前を向けるお言葉かなと思います。改めて、この2024年を念頭に進めていかれるという知事のお気持ちを改めて……
○知事
 調整をね。これから県内の調整を。
○鹿児島読売テレビ
 調整を、はい。そこのお気持ちを改めてお聞かせください。
○知事
 結局、このままどこの県も対応できないということになると、ずっとこれ、佐賀県の後も、ずっと内々定の県がめじろ押しなんですね。そのときに、鹿児島県、鹿児島県民だけがコロナによって厳しい仕打ちを受けるということがあっていいのかなと思っていて、今、佐賀県はコロナ対策でも我々は慈しみの県だということで、人の気持ちというのが大事なときだよと申し上げている、こういうタイミングでもあるし、ずっと鹿児島県さんとは薩長土肥の関係も明治維新150年も含めて、一緒に連携してやってきた仲間なので、私は佐賀県の、うちのオール佐賀、チーム佐賀のメンバーは分かってくれるのではないのかなと、私は現時点では思っております。しっかり調整したいと思います。
○鹿児島読売テレビ
 ありがとうございます。
○読売新聞
 知事、以前夏までに結論を出してほしいという話もありましたけれども、県内の調整としてはいつ頃をめどに考えられていますか。
○知事
 これは、携わっているみんながすごく今、私と同じようにつらい思いをしていると思います。この話を聞くと。ただ、これ決めていかないと次に向けてスタートするのも、決断が遅くなればなるほどみんなが不幸になること。これは佐賀県民だけじゃなくて鹿児島県民も、ほかの全国の国体、国スポ関係者もということなので、極力早く結論が出ていけるようにしたいと思いますし、これは両県だけの話じゃなくて、文科省さんやスポーツ庁さん、それからスポーツ協会とも話をしなければいけないので、そういった動きを加速化させて、できるだけ早いタイミングで、この夏の中でもできるだけ早いタイミングで1つの方針が出るようにしっかり対処していきたいと思います。
○読売新聞
 少なくとも8月中という……
○知事
 今日は7月31日か。はい、8月中頃までぐらいに頑張ろうか。ちょっと分からないけど、それぞれ関係の方が多いので。でも、早く決めないといけないと思います。
○西日本新聞
 24年を念頭にということですけれども、もし23年鹿児島が開催するとしたら、これは国体の形でやってほしいということなのか。
○知事
 そうだと思います。鹿児島県さん、これまで準備したのも国体として準備されていたので、できるだけいい鹿児島の今までの準備を守った形がいいと思います。なので、もし、だから、鹿児島がその場合は最後の国体になると思うので、これまでの先ほど塩田知事も言いましたけれども、我々が鹿児島も佐賀も守ってきた、これまで先代たちのすばらしい俺たちの培ってきたものを、伝統や文化やスポーツを守りながらも、エールを新しい時代に、鹿児島から佐賀へという両県による時代の移り変わりを両方でできることができたらすばらしいと思うし、もしも、だから鹿児島が23で佐賀が24だったら、そういうこの2年間でビックウェーブをつくれるようにしないとつまらんというか、傷つきながらやるかいがないので、だから鹿児島さんはやっぱり今まで頑張ってきた国体の総括をしてもらうような大会になるべきだし、そのときには鹿児島県民には佐賀県にばっとエールを送ってもらいたいし、僕らは鹿児島ようやったって、何かそんなふうになればいいなと思うけれども、それはこれからの鹿児島県民、佐賀県民そして我々のこれからの生き方、それから考え方、努力、そうしたものにかかってくるだろうと思います。
○NBC
 ちょっと雰囲気は変わりますけど、新幹線のことで……
○知事
 鹿児島新幹線。
○NBC
 いや、そうじゃなくて、長崎ルートで、国交省が提示した複数アセス案の回答期限が今日なんですけれども、知事いかがですか。
○知事
 いや、それはもう回答しているという認識なので。