令和2年11月19日第四十五回佐賀県新型コロナウィルス感染症対策本部会議後の知事インタビュー

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○西日本新聞
　３連休なんですけど、ちょっと自粛をというふうに報道で見たんですが、一部の地域に関しては、とはいえ、もう旅行で予約してしまった方も多いと思うんですけど、そういう人たちにどんなことを気をつけて３連休を楽しんでほしいとかあれば。
○知事
　そうですね。今日、様々な情報を整理させていただきまして、佐賀県も今、散見的に毎日数件出るということで、今日も１件出たわけですけれども、これも今まで出た方のご家族ということで徹底的に検査をしているということで、そういう関係者として出ていることはこれからもあろうかと思います。
　その中で、今、本当に東京、首都圏、それから大阪を中心とした近畿圏、そして北海道、非常に厳しい状況だと思います。その中で九州、そして、佐賀県は落ち着いている状況だと判断してよろしいかと思います、あくまでも現状においてでありますけれども。ですので、この３連休につきましては、できる限り県内、それから九州内などで、感染予防を行いながらお過ごしいただきたいと思います。
　そして、これは言うまでもないんですが、今、急激に拡大している地域、こうした地域との往来につきましては、やむを得ない場合を除いてできるだけ自粛していただきたいと思います。そして、様々な理由でもう行かざるを得ないという方は最大限の警戒をして、そして、佐賀にお帰りいただきたいと思っております。よろしくお願いします。
　これからも何とか社会経済活動ができる環境を維持していきたいと思いますので、佐賀県民の皆さんの力でこうした状況を維持できるように頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。
○共同通信
　今３連休のお話でしたけれども、これから年末にかけてより帰省ですとか、個人的な移動が増えてくるんじゃないかというふうに思いますけれども、その点に関して、知事は何か呼びかけることですとか、注意喚起などございますか。
○知事
　そうですね。今日はちょうどGoogleさんがこれからの年末に向けての予想というのを発表したということなので、これまでの経験則上どうなるのかということで見させていただいたら、佐賀県はこれから数件、２件ずつぐらい毎日出るぐらいで推移するだろうという状況であったので、そういう形で一つ一つを追い込めて、僕らとしてどこに出ていて、市中の広がりがないという状況のまま、今のままでずっと推移していっていただけるんであれば、年末年始も落ち着いて行き来もしていただけるだろうと思うんですけれども、こればかりはこれから先のことは分からないので、日々我々しっかりと情報を出していきたいと思います。今のままが続けば、みんなの県民さんとの協働の作業で、今の状況が続いていけば佐賀県内は穏やかな正月になっていくと思いますが、緊張感を持ってやっておりますので、いざ予想もしないような状況で、九州内がほかの地域のような形になる可能性も十分あるわけだから、そういったときにはみんなで今度は守りに行くというような策を打っていかなければいけないと思います。
　そうした中で、ぜひみんなの力で、このままある程度ちゃんと対応できる、僕らの中でコントロールできるような状況の中で日々過ごせるように一緒に頑張っていきたいと思っています。
○佐賀新聞
　全国で、いわゆる会食の４人以下のルールというのが検討されているんですけれども、それについての考え、先ほどおっしゃられていましたけど、改めてもう一度その考えと、県内の飲食の呼びかけとかもお願いします。
○知事
　佐賀県内は市中の中で拡大をしているという状況ではありませんので、その４人の制限を現時点においては入れる予定はありませんし、もちろん、都市圏などで人数が多くなればなるほどいろいろ盛り上がって感染しやすくなるというのは分からないでもないわけですけれども、今の佐賀県の状況においては、そういった人数制限はする必要ないと思いますし、あくまでも、人数が多かろうが少なかろうが、感染は飛沫から行くわけですから、そういったところによく、慎重に考えていただきながら飲食を楽しんでいただけると、そういう時期だと思っています。
○佐賀新聞
　12月から忘年会シーズンが始まると思うんですけれども、その辺の開催の注意点ですとか、何か呼びかけはありますでしょうか。
○知事
　今のままであれば、ぜひ忘年会もGo To Eatを活用していただきながらやっていただきたいと思いますけれども、日々状況は変わっておりますので、みんなの力で今の状況を維持できるように、気をつけながら過ごしていただきたいと思います。
　そして、やはり佐賀県の中でも数件出てきているのは、どこか外に、県外に行かれて陽性者と接触してうつってきた方がほとんどなんです。ですので、特に、県外に行かれるときは感染症予防でケアしていただくということ、今、佐賀県内の中でうつっているという状況ではないので、佐賀県内においては、今の時点においては忘年会など企画していただいて、ぜひ飲食していただきたいと思うんですけれども、そういうところがこれから、外から運ばれてくるかどうかというところ、そしてその数、今は限られているので、しっかり一個一個丁寧に手当てができているんだけれども、この数が増えると、我々の力が及ばないところにまでいってしまうと、それこそ佐賀県としても対応策を県民の皆さんにお願いするという厳しい局面になっていくことになるので、そうならないように、みんなの力で今の状況を維持していきましょうと申し上げたいです。
○佐賀新聞
　先ほど年末年始に向けても、今佐賀県は落ち着いている状況なので、このままでいけばとお話がありましたが、帰ってくるのは、東京とか、大阪とか、都市圏で今、感染拡大しているところから帰ってこられると思うんですけど、そういう人たちへの呼びかけというのは、どこかのタイミングでやる予定というのはあるんですか。
○知事
　そうですね。今、私は佐賀県民の皆さん方に今日訴えたんだけれども、逆にそういうところからGo To トラベルとかで来ていただくということについては、私が今言える状況ではないんだけれども、もちろん気になっています。
　ですから、そこはしっかりとお互い、受け入れるほうも感染症対策を、旅館、ホテルなどもしながら対応していくということだと思いますし、今の状況が続いていくのであれば、しっかり帰省の皆さん方も対応して来ていただけると、私は今までの流れの中で信じているんだけれども、いかんせん、もうちょっと経過を、経緯をこの１週間、２週間見させていただいて、今のまま、それこそ数件で、二、三件でとどまって、ずっと僕らが対応できるようなところでとどまっていただければ、そういう話もさせていただけるのかなと思いますが、もうちょっと経緯、経過を見させていただきたいと思っております。よろしくお願いします。