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令和3年1月5日第53回佐賀県新型コロナウィルス感染症対策本部会議後の知事インタビュー


○記者
 昨日、過去最高の県内で23件の陽性者が発生したことについてのまず受け止めと、あと、先ほど会議でおっしゃっていたように、成人式と、あと3連休を控えて、横展開していくことへの危惧というのをおっしゃっていましたけれども、それについて改めて県民の方に今後どういうふうに行動していけばいいかというのをお願いします。
○知事
 年末年始もずっと一桁でありましたので、1月4日、仕事始めをして、いろんなところがオープンして、そして、23件という大きな数字が出たということについて、これまで、ずっとフォローアップしていて、ある程度大きくなる可能性はあるなとは思っていたんですけれども、23という数字には驚きました。その大きな原因とすると、そのうちの半分は、これまで申し上げたように、家族の中で感染するというもので、やはり家族の数が大きいことと、もう一つ、併せてなんですが、今、お話させていただいた帰省された方、今回、年末年始もぱらぱら帰省された方が陽性になったという例はあったんですが、今回は1都3県からの帰省の方で、非常に若い、そして、みんなでドライブに行ったり、みんなでカラオケに行ったりということで、マスクが恐らく外れていたんだろうと思われるような形で、横展開で広がっているということであります。分析していくと、こうした形が、これで成人式が行われている中で、成人式自体に問題があるとは思っていませんけれども、その後、マスクを外して、みんなで飲食をしたりドライブをしたりカラオケに行ったりというようなことがあって、それが横に広がり出すと、佐賀県の今までやってきたやり方というもので手に負えなくなるという可能性が出てくるので、それは何とか避けたいなと、今病床も約11%の占有率でとどまっているものが、急に大きくなるのが、今まで都市部の例を見ても分かりますように、ここはまずは11日の連休が終わるまでのところが勝負どころだと思いますので、気を引き締めて、みんなで連携して取り組んでいきたいと思っております。
○記者
 今、勝負どころという話でしたけれども、一方で、「支え愛活動局面」ということもおっしゃっていますが、これについては、11日までは控えたほうがいいということなんでしょうか。
○知事
 いいえ。基本的に、少なくとも、この23件といっても、現時点で追えている中で、家族間で多くの数字が出たというところと、先ほど言ったように、帰省者の中から追ってくる中で固まりとして出てくるといった数字なので、それ自体が今、市中で見つかったということもありませんし、飲食店のクラスターがあったわけでもありません。病院のクラスターがあるわけでもないので、少なくとも今、1月5日の時点においては「支え愛局面」に変わりはないと認識しております。
○記者
 緊急事態宣言が1都3県に発令されることになりますが、そのことに対する知事の評価と、東京都との往来に関して何らか表現を変える、メッセージを変える可能性があるかについて聞かせてください。
○知事
 そうですね、まず一番、ずっと申し上げておきたいことは、数字の波が大きくなったり小さくなったり全国的にする中で、常に東京というか1都3県、それから関西圏、ここの数字が落ちないことが原因であり、何としてもこの1都3県と関西圏の数字を落としていただくということがこの国にとって大事だろうと思っておりますので、緊急事態宣言自体がどれだけ効果を発揮するのかというところを注視して行きたいと思います。
 私が着目したいのは2つあって、1つは、次に都市部の数字が二十、三十とかなったときに、逆にまた人の動きを復活するというか、減り出すと逆の動きがすぐに出てきますから、そういったところについてしっかり追い込んでほしいなというのが1点。
 それと、例えば、都と国と、それから医師会とか、しっかり連携してほしいなと。それぞれが言いたいことを言うんではなくて、地道な行動、地道な連携、そして地道な打合せが大事なので、何か空中戦のようにそれぞれ勝手に話すのではなくて、しっかりとみんなで連携して、大きな骨太の戦略を持った上で国民に発表するというところが求められているのではないかと思います。