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佐賀・長崎デスティネーションキャンペーン オープニングセレモニー後の知事インタビュー

○朝日新聞
 両県知事にお伺いいたします。このキャンペーンが両県の観光に与える効果について、両知事はどのようにお考えでしょうか。
○大石長崎県知事
 このDCの効果ということですけれども、具体的な数値目標というのを示すのは非常に難しいかなと思っておりますけれども、やっぱり全国規模で注目を浴びるということ、また、佐賀と長崎、両方の地域をくまなく回っていただけるいい機会になるんじゃないかなと。このコロナ禍で、恐らくこれは佐賀県さんも一緒だと思うんですけれども、やはり我々を知らない人たちとたくさん会っていて、魅力を再確認したといいますか、それをやっぱり効果は佐賀県民、長崎県民だけじゃなくて、全国の方々に回って体感していただく、そういう機会になると思いますので、古宮社長がおっしゃったとおり、一過性のものではなくてずっと継続していけるように流れをつくっていくいい機会。このDCキャンペーンということで非常に期待はしております。
○山口佐賀県知事
 ここ2年間、本当にコロナ禍で苦しい中でDCの準備をしてきました。そういった意味ではピンチだったんだけれども、今ここでスタートするタイミングを考えると、ちょうどコロナ禍も先が、何とか光が見えている状況の中で、国内においてもインバウンドも、人と人が交流する機運が今盛り上がろうとしているタイミングで、この新幹線の開業、そして、DCを迎えられたというのは、ピンチをチャンスに生かすという意味で、両県にとって大いなる期待が持てる。そして、今、心がものすごく、こういう状況だと、特に若い人を含めて寂しい思いをしてきたみんなに明るい心のともしびをともせるような、そんなキャンペーンにしたいと改めて思っております。
○NCC
 両知事にお伺いしたいんですけれども、まずはキャンペーンを通して多くの方々が長崎、佐賀に訪れると思います。ただ、やっぱり全線開通すれば、さらに集客につながると思うんですけれども、その辺、両知事のお考えは。
○大石長崎県知事
 西九州新幹線の整備ということですけれども、これはおっしゃるとおり、せっかくの高速ですので、全国ネットワークにつながるということは、私は西九州地域の発展にとっては非常に重要なことだと思っております。ですけれども、今、「幅広い協議」が行われております。そういった中で、佐賀県様のご理解をしっかり見ていくと、課題というものをしっかり整理した上で、そのデメリットをできるだけ小さくしていく。
 メリットを一緒に享受できるような、地域で享受できるような、そういった解決策を探していかなくちゃいけないと思っておりますので、長崎県としても私としても、一緒に知恵を絞って、その形を一日も早く実現できるように努力は続けてまいります。
○山口佐賀県知事
 まずは、今日こうやって開業を迎えられたDCのスタートというなんですけれども、これから十数年はこの姿です。今何か変わるかいうと、十数年この形であるのに、そっちの議論ばっかり進んでやるというのは、これはどうかということがまずあります。それからもう1点。今日はこうやって長崎に久しぶりに来てみましたけれども、明らかにかなり近くなりました。これはまた、長崎の皆様方にとっては大きなメリットだと思います。我々はその分、非常に厳しい状況に、様々な地域があるわけだけれども、その点も長崎と佐賀で特に佐賀県にとってみると、長崎県さんのことを考えてこのルートはできているわけなので、長崎の皆様方もやっぱり原点に立ち返って、佐賀県と向き合って、一緒になって、このDCを両方で話し合いながら、両県のことを考えていくというふうに考えていったらどうでしょうか、こう思います。
○長崎新聞
 改めて今日、開業から10日たって、それぞれが感じる開業効果という部分と、先ほどの質問と重なるかもしれませんけれども、この路線を拡大するために必要だと思うことは。
○大石長崎県知事
 はい、ありがとうございます。
 新幹線の開業と、また、今日も来ましたように二つ星ですね、いろんなものが長崎に来て、それに合わせて、いろんな取組もされています。今日も挨拶で申し上げましたけれども、この長崎のまちでは、「大くんち展」のために準備を進めておりますけれども、いろんなイベントがこれに合わせて行われています。
 是非、開業1週間ではございますが、これがずっと続くように、普段よりかなり人が多うございます。この流れをですね、継続して維持していけるように、引き続き、県としても市、町と連携をして、佐賀県さんともしっかり連携して、また、JR九州さんとも引き続き、お世話になると思いますけれども、しっかり連携したいと思います。
○山口佐賀県知事
 今、お2人がおっしゃっているとおりだと思います。やはりこの機に福岡と佐賀と長崎は自らの魅力を磨きまくって、しっかりと日本中の、そして、世界の皆さん方の、まさにデスティネーション、目的地、君にいつも会いたいんだよ、何度も会いたいんだよ、長い間いたいんだよ、そうやって思わせることに注力することがどんな環境になろうとも、この地域が前に行く大きなポイントになると思います。そこに心を合わせて注力していきたいと思います。そうやっているうちに、おのずと未来は見えてくるはずです。