記者会見

●質疑応答:報道機関との質疑応答
○西日本新聞(幹事社)
 川上土木部長を副知事に起用された理由というのはどういう理由でしょうか。
○知事
 これまで政策検討会議などの発言などを皆様方もいろいろ聞かれておられたと思いますけれども、自分の所管している土木部のことだけではなく、県政全般について新しい時代に対応した県政がどうあるべきかということについて、これまでも積極的な提言をいただき、実行をしていただいております。
 また、川上部長は、かつて、当時の建設省武雄河川事務所長を経験したこともあり、そしてまた、これまで県の土木部長としての経験もあるということで、県内の事情にも大変詳しいということもございます。あわせて、我が県には城原川ダムの問題を初めとして、佐賀平野の水問題という大きな問題を抱え、川上土木部長の水問題に対する経験が十分に生かされると考えて、今回、登用することといたしました。
○西日本新聞
 出納長、教育長についても、それぞれ理由を。
○知事
 松尾教育長を出納長とすることとしましたのは、三役の中に、1つはもちろん金庫番として安心して任せられる人格を求めたということと、もう1つは、県職員等の意識改革や新しい県政の進め方をやっていくに当たって、内部のことに精通した人が欲しいと思ったからであります。
 あわせまして教育長候補の教育委員については、今、様々な教育上の問題があり、それを解決していく上では、教育に関する識見と行政的な経験の両方を兼ね備えた人物が好ましいと考えておりまして、吉野現総務部長は、かつて教育庁総務課長を経験したこともあり、教育に対する感覚と、これまで主として培われてきた知事部局における様々な経験を教育行政の分野においても十分発揮していただけると考えたからであります。
○毎日新聞
 現在の川久保副知事と出納長の任期はそれぞれいつまでですか。
○知事
 川久保副知事は、平成12年12月18日に就任しておられますので、任期は平成16年12月17日になります。鬼崎出納長は、平成13年10月13日に就任されておられますので、4年後の平成17年10月12日までの任期ということになります。
○毎日新聞
 関連人事はいつの発表ですか。
○知事
 関連人事は、先ずは明日、議会に提案し、承認していただいた後になりますので、またそれは後日、定例記者会見(10月6日)のときにでもお話し申し上げたいと思っています。
○毎日新聞
 議会の選任同意が得られたとして、実際の発令はいつごろになるんでしょうか。
○知事
 関連人事の内示、そういった作業が伴いますので、現時点ではまだはっきりいたしておりませんけれども、作業的に見て、10月の半ばぐらいになるのではないかと思っております。
○毎日新聞
 そうすると、関連人事は後日ということですが、今回の三役人事については議会の同意が得られた場合にはすぐにということですか。
○知事
 それもあわせてというふうに思っております。
○佐賀新聞
 新しくなられる川上副知事は、以前から土木部長の立場で城原川ダムに関しては基本的には推進ということで理解を求める立場であられたんですけれども、今後、副知事になられるということで、知事の城原川ダムの推進に向けたメッセージととらえる向きもないではないんですけれども、その辺のお考えをお聞きしたい。
○知事
 そういうメッセージではなく、これから城原川ダムの問題について、きちんと議論をしていく場をつくらなければならない。そういうためにも推進というだけではなく、さまざまな意見を聞いて、高度な判断をしていくために、これまで川上部長が培ってきたものを生かしてほしいという気持ちであります。
○時事通信
 教育長に関しては、県立高校の再編問題もありまして、替えないという方法もあったかと思うんですが、替えたという理由はなんですか。
○知事
 確かに、いろいろな選考の過程においては替えないという選択も考えておりました。ただ、1つには、松尾教育長の力が三役としてどうしても必要だったということが1つと、県立高校の再編問題についても、一定の整理が7月になされ、専門高校の再編をもう一遍見直しをしていくということと、また、そのほかのものについての1年の延期というふうなところで、1つの区切りというものはついているというふうに判断をしました。
行政は常に流れておりますので、いつの時点におきましても、いろんな問題を抱えております。ですから、替えるか替えないかというのは、その意味で悩ましい部分もございますが、1つの節目としてはあり得るという判断をいたしました。
○西日本新聞、共同通信(幹事社)
 どうも、ありがとうございました。


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