記者会見

●発表項目:県職員の採用試験のあり方について
 先ず1件目が県職員の採用試験のあり方についてでございます。
 今、1次試験、2次試験という形でそれぞれ分野を決めてやっておりますが、私はかねがね佐賀県の職員の採用試験でありながら、佐賀県のことが試験問題に出ないということを非常に不思議に思ってまいりました。いやしくもこれから何十年間にわたって佐賀県で仕事をしていくという者が、佐賀県について何も知らずに入ってくるということは、事実上ほぼないのかもしれないにせよ、一部の県民の方からは、県庁職員なのにきちんと地名が読めないとか、歴史のことを知らないとか、そういったお話も伺っております。
 これから佐賀県のことを職員自身がよく知り、そうした理解の上に立って仕事を進めていくためにも、これは人事委員会が所管をすることになりますが、ぜひとも教養試験の中などに佐賀県に関する試験問題を入れていただくように先日お願いをいたしました。
 またあわせまして、これから県庁の職員としていろんな技術や能力を持った人に入ってもらうという意味でも、例えば、TOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)であるとか、TOEFL(※)であるとか、英語の運用能力などについて非常に信頼度の高い試験がありますけれども、そういったものを採用試験のときの一つの基準にすることが何かできないのか、そういったことについても、あわせて検討をお願いしたところであります。
 来年4月に採用される職員の採用は、採用試験が始まっておりますので、それは無理でありますけれども、再来年に採用する試験の準備に向けて、つまり1年後の試験の準備に向けて検討をお願いしたいということを申し上げました。
 これを受けまして、人事委員会の方では、来年度の採用試験において具体的な検討に入っていただくものと考えております。

 ※米国の大学・大学院で学ぶ外国人のための英語の学力テスト


記者会見トップへ 平成15年10月6日記事トップへ

トップページへ

Copyright 2004 Saga Prefecture. All rights reserved.
このサイト内の文章や画像を無断転載することを禁じます。