組織改正及び人事異動についてでございます。
　このたび、県の内部の組織改正、人事異動を行うことにしました。
　まず1点目が、企画、秘書、広聴機能を一元的に企画に持ってくるということであります。知事の迅速なトップマネジメントによる経営運営の推進ということもあり、総務部から秘書課、そして県政情報室を移します。そして、企画部に移管して、一元的に企画部でまとめ、早い対応ができるようにいたします。
　2点目が、新政策推進チームというプロジェクトチームの発足であります。このトップに総括政策監という副部長級の人間を兼ねて充てることとし、また、政策監としてそれぞれ関係の課長を充てることとしております。
　これは、これまでの県政の姿が、ややもすれば何か問題があったときに対応するという形のものであったため、さらにもう少し前向きな、アグレッシブ（積極的）なことをやっていくために引っ張っていくようなチームをつくっていきたいということをかねがね思っておりました。私の特命事項として、新しい政策形成のプロセスや県民満足度向上に向けた県庁組織がどうあるべきかということ、それを可能にするための新しい人事システム、また、職員の意識改革、そしてまた、トップマネジメント方式による新たな政策の推進、そういったものを所管するチームであります。
　このチームには、総括政策監が1名、政策監が4名ということになりまして、具体的にはその次の紙に組織改正の案ということで表が載っております。企画部のところに部長の直属になるような形で総括政策監というものがあり、その下に政策監が置かれるという格好になってまいります。
　具体的人選については、また後ほど申し上げます。これが2点目であります。
　そして、3点目がＣＩＯ（最高情報統括監）の設置についてでございます。
　今回の9月議会に予算案として提出させていただいておりましたが、県庁の業務改革（ＢＰＲ）や情報化戦略をしていくために、企画部に最高情報統括監、いわゆるＣＩＯを設置いたします。このＣＩＯは部長級の非常勤特別職といたしまして、民間から高度な専門的知識やスキル（技能）を持った方を登用することとしております。具体的人選はこれから入ってまいります。
　なお、民間からＩＴの専門家を、権限を持ったＣＩＯとして登用するのは、全国で初めてでございます。
　このＣＩＯの登用に伴いまして、新しいＣＩＯの方にきちんと権限を持って仕事をしていただくために、組織規則も改正をいたします。そして、このＣＩＯの決めたことがきちんと明確に県庁内に伝わっていくような仕組みを準備することといたしております。
　最後に、人事異動についてでございます。
　お手元の表のように人事異動を行います。部長級の退職については、既に過日発表いたしておりますけれども、部長級についてはお手元に記載のとおりの発令をする予定にいたしており、過日、本人に対して内示をしたところでございます。
　先ほど御説明申し上げました新政策推進チームを束ねます総括政策監には、総務部副部長であるところの金崎健太郎を充てることとしております。
　また、その政策推進チームの下の政策監には、財政課長、人事課長といった、実際に仕事を課長職として行っている人間を充てることとしております。
　こちらの方からは以上であります。