記者会見

●発表項目:トライアル発注制度について
 次が、トライアル発注制度についてであります。
 これも県内で開発された製品、商品、そういうものについて実績や信用力というものがないため、特に官公庁において使うということがなかなかできないというふうな声を受け、先ず試しに県が使ってみるということによって、ユーザーとしての声をきちんと企業に返すということ。そしてまた、それが良いものであるとするならば、それを実績として認めることによって、その企業の発展に寄与することができるのではないか、そのように考えてトライアル発注制度というものを設けることにしたものであります。
 本格的な制度はこれからということになりますけれども、そのトライアル発注制度をつくっていくに先立ちまして、緊急措置ということで、現行制度の中で先ずできることからやろうということで、このページの一番下に書いてあります8つの品目について先ず先行して発注することといたしております。
 トライアル発注の考え方は、県の機関が試しに使ってみることによって実績づくりをするということでありますけれども、基本的には先ず県内の企業が開発した製品であるということ。そして、選定委員会を作ってどういうやり方をするかということを議論していきますけれども、7月中旬から下旬にかけて発注の対象製品を広く募集させていただきます。そして、選定委員会においてどういったものを選ぶべきかということを決定し、8月上旬までにトライアル発注製品として選定をすることといたしております。そして、選定されたものについては、予算措置が必要なものについては補正予算の措置を行い、順次発注をすることとして、また、県で使ってみた後に、これはどうだったというふうな評価を評価委員会で行うということにしておりまして、もちろんその結果については当該事業所の方にもフィードバックをする予定にしております。
 今年度は年間を通じて、少なくとも10件以上の発注をいたしたいと考えております。こういうものを実施していくことを通じて、県内の企業が開発したものが、1つはいいものであれば県がきちんと使ったというふうな実績を積み重ねていただいて、例えば、県外への営業などに活用していただくということ、そしてまた、そういったことを通じて新しい企業の育成支援に努めてまいりたいというものでございます。


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