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一般国道263号は、佐賀県と福岡市を最短ルートで結ぶ主要幹線道路であるが、県境の脊振山系三瀬峠付近は、冬期の積雪、路面凍結のため、しばしば交通不能に陥る状態となり、加えて急カーブ、急勾配の連続が自動車交通の大きな障害となっていた。
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このため、佐賀県道路公社が有料道路事業として、昭和61年7月に三瀬トンネル有料道路(L=3,400m)を供用開始し、年々交通需要は増加しているが、現在でも福岡市側においては、早良区大字曲渕地内(野河内工区)が特に急峻な地形で、急カーブ・急勾配が連続し、交通の隘路区間となっている。
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この交通の隘路区間の早期解消を図り、福岡都市圏との連携を強化するために、佐賀県道路公社を事業主体に三瀬トンネル有料道路の延伸として、この地区に有料道路事業を導入することで、国土交通省・総務省と協議・調整を行っている。
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この道路の早期完成により、さらに県内の沿線地域にある北山ダム湖畔を利用した自然公園や自然牧場などのリゾート施設の利用客の増加、物流の効率化等による地域産業の活性化が図られると考えられる。 |