私の方から、あと1点だけ、資料はございませんが、この際申し上げたいと思います。
　佐賀商工共済の問題につきまして、先般、議会の特別委員会から再調査の申し入れがなされました。確かに、参考人招致での発言の中には、私どもが伺った話と違う部分がありましたので、ご本人に発言の真意などを確認いたしましたが、県の関与に係る事実関係という点においては、調査報告書との違いは特に認められなかったということで、調査報告書の内容を大きく変えなければならないという判断には至っていないということで、再調査を行う考えがないということをお答えしてまいりました。
　ここで言う、私が申し上げた再調査という意味は、調査報告書を一から見直すような再調査という意味で申し上げたところでございますが、この特別委員会においてもそのような認識のもと、私どもとしてできる限り誠実にお答えをしたと思っておりますけれども、今回の審議の後に委員会から再調査の申し入れがなされたことについては、議会のご理解が得られなかったということでもありまして、真摯に受けとめる必要があると思っております。
　ご存じのように、この佐賀商工共済問題については、刑事、そして民事において訴訟が提起されている状況にございます。また、私どもとしては、基本的な認識としては、現時点において調査報告書を一から見直さなければならないという認識には至っておりません。しかしながら、このたび、異例とも言える形で委員会から再びもう一度調査をするようにという申し入れがあったということがございますので、委員会審議の中で食い違いとしてご指摘を受けている点については確認をしなければならないと考えております。
　今後のことについては、この確認のための調査を行うという方向で、どういう事項について確認をさせていただくかということを含めて議会に相談するように、農林水産商工本部に指示をしたところでございます。
　私からは以上でございます。