記者会見

●質疑応答:産業・観光振興について
○朝日新聞
 最後に、ちょっと話題が多岐にわたりましたけれども、三位一体改革の独自案だとか、今日もあった、地方交付税改革関連の件など、これらの点において知事がリーダーシップをとりながらやっているのかなと考えますけれども、半年ほど前に聞いて、2年目以降の課題として、産業振興や観光面で骨太のものを出していきたいなというのがあったと思うのですけれども、半年たってまだ見えてきていないのかなと。多分、県民にとって、こういった三位一体改革絡みでの対応は、一つ、知事のことを判断する評価であろうし、商工共済など、懸案事項に関するご判断も判断材料だろうし、あと、やはり一番あるのは、身近な生活がどう変わってきたのかですね。そういう観点からすると、半年前に言われた約束がどうなっていくのかなということを伺いたいのですけれども。
○知事
 産業振興については、今、内部で議論をしていまして、何回かやりとりをしていっています。骨太のというように申し上げましたけれども、とにかく10年先、20年先を見据えたような、そういう産業振興戦略を作ってくれということで、まずは中で議論したものを、今は日本を代表するようないろんな方々にもずっとお話をお伺いしていて、私がまだ発表できるような段階にまで至っておりませんが、いろんな議論をしていく中では、相当おもしろいものができつつあると思っております。職員は非常に苦労をしておりますけれども、それは努力に対しては非常に評価をしたいと思っております。私が評価してもしょうがないので、どういうタイミングで、本当は、今年中ぐらいに出して、それに基づいて来年度の予算を組み立てていくということにしたかったんですけれども、それに間に合わなければ来年度の予算と併せてみたいな形になっていくかもしれませんが、いずれにしても、そういったものに、来年度の予算に反映されたものが出てくるような形でのまとめをしたいと思っております。
 観光については、実は始めようと思ってやりかけたのですが、九州地域戦略会議での観光の議論が始まりまして、それが非常に真面目に取り組んでいただいたもので、そっちの方の様子を見ようということがあって、佐賀県独自の観光振興の計画という意味では取り組みが遅れております。ただ、ある意味、思いもよらぬところから助け船があったというか、九州全体で観光振興をどう考えていくかということが提言され、先般の知事会議、そして、九州地域戦略会議でも了承されましたので、ほかの県と一緒になってやっていくということをもうちょっと前面に押し出して、我が県の観光を考えていった方が、結局、得策ではないかという気も一部いたしております。一緒になってやっていくこと、また佐賀県独自でやっていくことの整理を、これからやっていきたいと思っておりまして、きちんとした計画になるかどうかわかりませんけれども、そうしたことも一定整理をした上で、何らかの形で公表したいとは思っております。

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