記者会見

●質疑応答:今年一年を振り返って(その2)
○西日本新聞
 知事のこれまでの話で出てこなかったのですけど、今年の一つの側面としては、食糧費の問題も、商工共済の問題もそうですし、新幹線も当然そうでしょうし、いわゆる知事の在任前の課題が今年一気に何か吹き出した年だったのではないかなと思うのですけど、それについて何かお話はありませんか。
○知事
 県政の担当者が代わったときというのは、県政自体は続いていっていますので、どうしても前のときの、いわば残されたものというものを処理しなくてはいけないというのは、これはどの知事さんも期目の最初の年や2年目というのはそういったことに追われるというのは、ある意味仕方ない部分があるのではないかなと思っています。
 むしろ、そのようにして起きた問題をきちんと処理するということが私の大事な仕事の一つだろうと思っておりまして、その意味では、食糧費の問題にせよ何にせよ、あまり芳しくないことが起きているということは極めて残念なことであり、襟を正さなくてはいけないわけでありますけれども、それを処理していくことは私の仕事としてきちんとやらなくてはいけないと思っております。
○NBC
 6本部制が4月からスタートしましたけれども、これについて今の評価を。
○知事
 もう相当無理をして実現したのですけれども、これもやろうとしたことの七、八割は現時点で達成できているのではないかと思っています。
 例えば、下水道について、所管の省庁に関係なく、とにかく汚水を処理するものはみんな下水道課でやってもらおうということをやったわけでありますけれども、こうしたことによって、市町村は事業の変更の相談がしやすくなったという声を聞いていますし、また、来年度の国の予算で、そういう種別を問わない交付金事業というのが創設されたのですね。これなどはまさに我が県がやっていたことを国がある意味、まねしたとは言わないのでありましょうけれども、そうした動きを受けとめていただいたのだろうと思っておりまして、時代に先駆けた組織改正であったと思っております。
 また、いろんな方からの声をいただいているのですけれども、その中で、新しく組織を変えたということで、組織を変えたこととイコールかどうかわかりませんが、非常に対応が早くなったということであるとか、権限移譲も一緒にやりましたので、今までは本庁で手続しなくてはいけなかった部分が、全部地元の現地の事務所でできるようになって大変よかっただとか、そういったことも伺っています。そういう意味では、この組織改革はこれほど大幅なことを知事就任後1年経った段階でやれたということは大変よかったと思いますし、その成果は出ていると思っているところであります。
 それでは、今年1年間大変お世話になりました。よいお年をお迎えください。

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