記者会見

●発表項目:プルサーマル報道について
 本日、プルサーマル計画に関する報道が一部ございましたが、その点について九州電力で原子力担当の役員をされております松下常務から、この報道内容について、県として説明を聞きました。
 その結果、新聞報道にあるような、2008年度をめどに玄海原子力発電所で実施する方針を固めたであるとか、近く佐賀県や原発周辺の市町村に申し入れるということであるとか、関西電力と同時期を目標に九電も手続に入ると、そういったことについては事実に反するという説明を県として受けました。
 また、この報道に関して事前に取材があったのかという質問に対しましても、本人は明確に否定をしております。
 なお、国でなければわからないような書き方もあったもんですから、国に対しても事前の取材があったのかということを私どもなりに確認をいたしましたが、国の方としては、九州電力は2010年度までの早い時期に、1基のプラントでプルサーマルを実施する検討を進めているけれども、現時点では具体的な実施時期や実施プラントについては決まっていないと聞いているという回答でございました。
 私ども県に対しても、この点に関し一切取材はあっておりません。
 以上のことから、本日、このような形で唐突に報道がなされたということは、ちょっと私どもとしてもやや残念な部分があるわけでありまして、意図的に九州電力の方で流されたということもなかろうというふうに思っておるんでありますけれども、もとより安全にかかわる話でありますので、私どもとしては、九州電力さんとプルサーマルのことに関し話をするときには、とにかくオープンな場で議論をしていくようお願いをしたいと私としては思っております。
 本日、何かもう少しあるのかなと思って、実はこのようにして会見をセットしたわけでありますけれども、事情を聞いた結果がこういうことだったもんですから、会見の内容としてはいささか締まりのないものになってしまっているんですけれども、今の時点では以上であります。

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