記者会見

●発表項目:「佐賀県DV総合対策センター」設置について
(DV:「Domestic Violence」の略。夫や恋人など親密な間柄にある男女間において、主に男性から女性に加えられる身体的・精神的・性的な暴力を指します。)

 続きまして、「佐賀県DV総合対策センター」が本日設置をされました。設置をされた場所は、アバンセの中にある「佐賀県立女性センター」、ここに「佐賀県DV総合対策センター」が設置されたということになります。
 DV総合対策センターとして行う内容は、相談を受け付けたり情報の収集や提供、そしてまた、DVというのは関係機関がさまざまあります。警察に直接話が来ることもありますし、また、女性相談という形で来ることもあります。消費生活相談の形で来ることもあります。さまざまございますので、あちこちの部署、または市町村で持っている情報をきちんと交流させて、より総合的な、効果的な対策を講じていくための「佐賀県DV総合対策会議」、こうしたものをこの「佐賀県DV総合対策センター」で運営をしていくということになります。
 このほか、それぞれの部署にいただけでは、なかなか専門的な知識や経験を積むことができないという方々のために、啓発研修事業、調査研究事業、また、DV対策を民間の方で支援していただくNPOやグループ、ボランティアの育成支援事業を行っていくこととしております。
 今、私の左隣にいていただいていますのが、今回この佐賀県DV総合対策センターのセンター長になられました原田恵理子さんであります。
 原田恵理子さんは佐賀県の御出身で、これまで「全国婦人相談員連絡協議会」の会長ほか、さまざまこのような女性に関する相談のお仕事をしてこられました。今回、出身地ということもあって佐賀県にお戻りいただき、今日からこの仕事についていただいたものであります。
 それでは、原田さん、こちらの方に来ていただいて、ごあいさつをお願いします。

【原田DV総合対策センター長】
 佐賀県のDV総合対策センターの所長を務めさせていただくことになりました原田恵理子と申します。どうぞよろしくお願いします。
 実は私は、東京都の方で15年ぐらい相談の仕事に携わっておりました。それから、相談員の全国のネットワークがあるんですが、「全国婦人相談員連絡協議会」というところですが、そこの代表を務めております。
 今回、佐賀県がこのDV総合対策センターを立ち上げられるというふうにお聞きして、私がその役割を担えるというのは大変光栄なことだというふうに思っております。なぜかといいますと、今知事の方からお話がありましたが、DVというのは、1つの機関だけでは解決をすることが大変困難な課題です。ですから、こういうセンター・オブ・センターのような新しい試み、これが本当は全国に求められているものですね。それが佐賀県で、全国で初めて新しい試みを始められるということになりまして、佐賀がDVの施策の先進県として、佐賀から全国に発信をしていけるような形になるよう私もお手伝いができれば大変うれしいなというふうに思っておりますので、御協力をよろしくお願いいたします。

【知事】
 こちらの方からは以上であります。

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