記者会見

●配布資料:病院機能評価の新規認定について

記者発表資料 平成16年5月7日 佐賀県立病院好生館事務局
担当:事務長 池田
内線:1104 直通:0952-28-1193
E-mail:kenritsubyouin@pref.saga.lg.jp

 佐賀県立病院好生館が、下記のとおり病院機能評価において新規認定を受けました。


1. 認定年月日
平成16年4月19日(認定証の有効期間は5年間)

2. 認定機関
財団法人日本医療機能評価機構(http://www.jcqhc.or.jp/html/

3. 受審時期
平成15年度書面審査及び訪問審査(平成16年1月18日から20日)

4. 評価の領域
●6領域577項目にわたり評価を受けました。
第1領域 病院組織の運営と地域における役割
第2領域 患者の権利と安全の確保
第3領域 療養環境と患者サービス
第4領域 診療の質の確保
第5領域 看護の適切な提供
第6領域 病院運営管理の合理性

5. 受審及び認定によるメリット
(日本医療機能評価機構のホームページより)
(1)改善すべき問題点が明瞭になります。
(2)評価を受けるための準備が改善のきっかけとなります。
(3)効果的で具体的な改善目標が設定できます。
(4)職員の自覚により院内の改善意欲が向上します。
(5)改善に向けて的確な取組が可能となります。
(6)改善の成果を内外に示して医療への信頼を高めます。

【発表項目】
(認定の報告)
 このたび県立病院好生館が、日本医療機能評価機構が実施する病院機能評価において新規認定を受けたことを報告します。

(日本医療機能評価機構とは)
 財団法人日本医療機能評価機構は、病院をはじめとする医療機関の機能を学術的観点から中立的な立場で評価し、その結果明らかとなった問題点の改善を支援する第三者機関です。

(認定の難易度について)
 評価は6領域577項目という膨大な範囲にわたっておりまして、受審すれば認定される、というものではありません。
 全国ではこれまでに好生館も含めて1234の病院が認定を受けており、佐賀県内でも14病院が認定を受けています。
(※佐賀大学医学部附属病院は認定を受けていない)

 新規の認定率は27.9%(78病院/280病院…平成15年3月4日から平成16年2月14日までに訪問審査した病院)で、九州内の同規模の県立病院で認定を受けたのは、好生館が初めてということになります。


(今後への期待)
 このたびの認定は、好生館スタッフの努力の成果と高く評価しておりますし、今後、河野館長の下でさらに病院改革が進むものと期待しております。


【予想質問】
(受審のきっかけ)
問 認定を受けようと考えた理由は何か。
答 理由としては2つある。
第1は県民の皆さんに、より質の高い医療を提供するため。
第2は診療報酬上の問題。
 病院機能評価の認定は診療報酬の算定と絡めることで誘導策がとられている。
 例えば好生館にはホスピス(緩和ケア病棟)があるが、認定を受けなければ原則として診療報酬が減額(7700万円/年)されることになってしまう。
(診療報酬の詳細は好生館に尋ねていただきたい。)
※現在は経過措置期間中であるため「原則として」と記載している。

(受審に必要な経費について)
問 認定を受けるために費用はいくらかかるのか。
答 受審手数料そのものは約400万円である。
 ただし、認定を受けるためには相応の施設整備が必要とされているため、平成  15年度で病室の壁紙の張り替えなど療養環境の整備に約4000万円を支出している。


記者会見トップへ 平成16年5月7日記事トップへ

トップページへ

Copyright 2004 Saga Prefecture. All rights reserved.
このサイト内の文章や画像を無断転載することを禁じます。