記者会見

●質疑応答:九州電力プルサーマル計画について
○佐賀新聞
 プルサーマル計画について、今の現状と、その後しばらく九州電力サイドの取り組みがあったと思うのですが、それをご覧になって、しばらくおいたところの感想を聞かせてください。
○知事
 これでやっと本格的な議論が始まったと思っています。これまでにおけるやりとりの感想としては、これは前にも申し上げましたが、一つは、私どもがずっとこれまで国や九州電力にお願いをしてきた、オープンな場での議論をということ、そして、いきなり突然ではなくて、ちゃんと常に前ぶれと予告をしてくれというような、こちらからの申し入れに対して応えてもらっているということについて、そのプロセス的な意味では評価できるものがあると思います。いよいよこれから中身の議論に入っていかなくてはなりませんので、プルサーマル政策を進める国と、それを実際に実行している九州電力が、まずはどこまでの理解促進活動をやっていけるのかということを注目して見ておきたいというのが、今の時点における私の考え方です。
 一月間の説明を聞いた感想としては、ある意味、これまで準備してこられたことを、佐賀県という場で発表されているということだと思うのですけれども、1回目の説明は上手にしていただけるが、質問のやりとりになった場面においては、例えばこの間、国だったか、九州電力だったか、忘れましたが、「これが本当に、仮に外に漏れたらどうなるのですか」という質問をある本部長がしたら、「いや、それは漏れないようになっていますから」というのが答えだったと思います。その辺のところなんかは、それはそういう答えなのかもしれませんが、それだけでは、なかなかみんながわかったということにはならないんじゃないかなと思っています。私のところにも、そしてまた、くらし環境本部の方にも、いろいろやっぱり不安に思う方々などからメールや手紙なんかも来ておりますので、そういった疑問や質問を、また私どもの方でも国や九州電力の方にぶつけていきたいと思っております。

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