○朝日新聞
今度の19日、23日で城原川流域委員会の住民説明会があります。これについて、知事としてはどんな方に参加してもらいたいのか、どういう声を聞きたいのかを教えてください。 ○知事 とにかく一人でも多くの方に、ご興味をお持ちの方もお持ちでない方も、ぜひ多くの方に来てお話を聞いていただきたいと思います。 今、流域委員会で、本当に熱心な議論が行われていまして、毎回4時間ぐらいやっていると思うのです。あまりものすごく難しい専門的な議論を長くやっているものですから、逆に言うと、広く一般の方々にこの問題の持つ意味というものを知ってもらうことができずにいるのではないかと危惧しております。いくら専門家というか、関心を持ってある方だけ集まって議論を深めていっても、県民的な理解を得ることがなかなか難しいのではないかという危機感を私自身持っております。そのためにも、今こんな議論をしていますとか、必要だという方はこんなようなことをおっしゃっていますとか、もう要らないのじゃないのとか、このような議論をおっしゃっていますというようなことを、もうちょっとわかりやすい形で一般の方々に示してもらう工夫をしてくれということを私自身が担当本部に指示をしております。その意味においても、ぜひとも多くの方に来ていただいて関心を持っていただきたいと思います。 ○朝日新聞 ということは、流域の方だけじゃなくて、県民一般という形ですか。 ○知事 ええ。城原川流域だけではなく、このダムが要るという主張の根拠の一つとしては、佐賀平野全体の水問題があります。佐賀平野というものが全国屈指の低平地として、水というものが非常に難しい問題があるのだという主張があるわけです。 ですから、佐賀平野全体に関わる問題でもありますので、その意味では、城原川流域だけではなく、広いところからの参加をお願いしたいと思います。
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