1.目的 県内には、歴史的あるいは、景観的価値から、その地域を象徴するような建造物が多数残されていますが、修理や活用がなされないまま解体される場合も危惧されるところです。 住民の思い入れが深く、また、景観上地域のシンボルとなっている建造物やあと数十年経てば文化財として価値がでてくる建造物を住民が主体となって保存・活用する制度を構築し、先人が生き抜いてきた証として、建造物にまつわる物語とともに後世に継承します。 2.制度内容 県の景観行政の事業として、地域のシンボルとなっている古い民家などの建造物を「佐賀県遺産」として登録し、保存・活用する制度を立ち上げます。 佐賀県遺産のイメージ図 別紙のとおり 3.制度の特色 県が主体となって制度を立ち上げ、支援を行いますが、将来的には、支援機関として、企業や文化団体による基金運営等、行政と民間の協働による制度へ発展させます。 認定後の保存、利活用については市町村と所有者との共同実施を前提とするため、市町村からの申請を原則としますが、住民の一定の賛同を得た場合は、直接申請ができるものとします。 支援制度として、市町村への取得に対する補助、あるいは特別の事情がある場合は、県による取得ができるものとします。 4.実施予定 平成17年度〜
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