記者会見

●質疑応答:佐賀商工共済問題について(その1)
○NHK
 商工共済の関係で、参考人の発言等々で、ちょっとまた県の報告との食い違いとかもでてきていますが、今回の参考人招致を受けて、知事としての考えをお願いします。
○知事
 まず、こういう参考人招致があったこと自体を重く受けとめなければならないだろうと思っております。
 今回の参考人の議会における発言の中で、私どもが聞いた話と確かに違う部分がありますので、その部分については、今お話をされたご本人さんに、発言の真意とか、私どもとお話しいただいたこととの整理、そうしたものについて確認を行っているところであります。よく真意を確かめたいと思っているところであります。
○NHK
 議会でのお話で言えば、県の責任というのが、県の報告書の段階よりも、より出てきたのではないかということもあるのですけれども、その点についてはいかがですか。
○知事
 今議会で事実解明がされているところですので、まずはそこをきちんと見守りたいと思っておりまして、その事実解明について必要なことは、県としても最大限ご協力はさせていただくというような考え方でおります。
 そして、現時点でこれまで言ってきた法的責任について、違いが出てきているかどうかということについては、先ほど申し上げましたように、今参考人の方々がおっしゃった事柄の事実確認をしております。そうした事柄や、また今後予定されております特別委員会の動きの中において、はっきりする事実を見ながら、それは私どもが私どもの調査報告書の中で確認した事柄と全然違う事柄が事実だということがわかっていった場合には、それは県の法的責任といったところにも変化が生じてくる可能性はあろうかと思っております。
 いずれにしても、そういう事実関係を、私どもが率先してということではなく、特別委員会の解明に沿っていくような形でやっていき、その上に立って判断をしていきたいと考えています。
○西日本新聞
 先ほど、「発言の真意を確認している」という発言があったと思うのですが、確認しているのは県の職員の方だけですか。
○知事
 いや、この間、参考人でお話をされた方々の中で、例えば、「県に改善委員会の中身を報告していなかった」というご発言があったわけでありますけれども、私どもが聞いているところでは、そのお話は聞いていたと伺っているものですから、そもそもそうやって改善委員会の中身については県に報告していなかったという言葉の具体的な意味というものについて確認をしていく必要があるだろうと思っているところであります。それは県職員だけではなくて、県の内外の参考人の方、対象としてはすべてということであります。
○西日本新聞
 これは県が改めて調査しているという位置づけでいいのですか。
○知事
 いや、調査しているというよりは、確認をしているということです。
○西日本新聞
 県が既にやった調査と若干違うところ、そごがあるところがあるので、それを確認しているということですか。
○知事
 ですから、私どももあの調査をやるときには、2カ月間という期間ではありましたけれども、実際にご本人さんを呼んで、また出かけていって、かなり時間かけてお話を承っているのですね。
 しかも、あの調査報告書の内容について、この言葉でいいですかということを何度もやりとりして、ご本人から了解をいただいて、発表させていただいているのです。ですから、県が勝手に書いた文章というのではなくて、例えば、それぞれの方々のコメントの一字一句については、基本的にご了承いただいていたと思っているのですね。それだけに、そうではないということがあるとするならば、それはそれで私どもが思っていたことと違うということでありますので、それはそういうようなご発言がこの間ありましたけれども、その「真意はどういったところにあるのですか」ということだとか、「もうちょっと具体的に教えていただけませんか」といったことを、これからやっていかなくてはいけないということであります。

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