記者会見

●質疑応答:サガン鳥栖の存続問題について(その2)
○FBS
 再びサガン鳥栖の話で大変恐縮なんですが、先ほど情報収集をされているというお話がありましたが、反対している株主さんのお話などもお伺いになりましたか。
○知事
 はい、伺っております。減資に反対されておられる方は、まずは経営陣の革新をしてくれと、それが条件だというお話を、私どもが聞いた方はおっしゃっていたと伺っておりまして、そういう声があることももちろん承知をしております。
 ただ、チェアマンの方が、今の株式会社サガン鳥栖の社長といろいろ情報交換や意見交換しながら、これまで再建策を進めてきておられるということや、現地においては株式会社サガン鳥栖を代表する方は今の経営陣でありますから、そういった方たちの意向を全く無視して進めていくということはもちろんできないと思っておりますし、その辺のところが難しい部分ではありますが、反対される方々から聞いた意見は、そういう意見でありました。
○時事通信
 いわゆる経営陣の革新というのは、今の経営陣の退陣を意味していると思いますが、その点で県としてはどう思われますか。
○知事
 そういうようなことを私どもが申し上げるべきではないと思っております。とにかくこれまでも努力をしてこられていますし、今も努力をされている最中でありますから、そうした方々に対して、私どもは株主でもないわけでありますから、そういった者が、辞めなさいとか、代わりなさいとかいうことは言うべきじゃないだろうと思っております。
○FBS
 観客動員の面で協力をというお話だったのですが、そのほかに、例えば、スポンサーのお願いに、会社と一緒に県としても声かけをするとか、協力をするとか、そういった動きもお考えになっているのでしょうか。
○知事
 それは今後の話として、県がスポンサー探しにあちこちお願いに行くということはあり得ると思っています。そういう努力も、今の経営陣がされていると伺っておりますので、まずはそちらの動きを見守りたいと思っているのですけれども、将来的にきちんとした母体のスポンサーがないとなかなか難しいということであれば、そういったことを探す努力を、県としても、それはお手伝いしなければいけないということはあろうかと思っています。
○FBS
 知事としては、サガン鳥栖には残ってほしいのですか。
○知事
 ええ。とにかくプロのサッカーチームが県内にあるということは、なかなかないことなんですよね。多くのJFLのチームが、クラブがぜひJ2に昇格したいということで、さまざまな動きをし、また盛り上がりをしているわけですね。特に今年はまた枠が増えますので、そういった枠をめぐって、物すごい盛り上がりでやっているわけですね。
 私は明らかに地域リーグとJ(リーグ)というものは、物すごい違いがあると思っていまして、このチームが佐賀県内に存在しているということの大切さ、重さというものは自分自身で感じているつもりです。ですから、なくなってしまってからいろんなことを悔いるよりは、何とかこのチームを存続させて再生させていくということについては、ぜひともやらなければいけないことであると思っております。
○FBS
 なかなか観客動員が上がりませんね。
○知事
 そうなんですよ。ですから、昨日も関係者には行ってもらっているわけです。ですから、その部分も、これから今後がまた見えてきて、こうなるぞとなっていけば、お客さんもまた鳥栖スタジアムに集まろうという感じが出やすいという部分もあるかと思うのですね。
 ですから、そのためにも、やっぱり存続、再生の道筋をこれからどうつけていくかというところが観客動員にもつながっていくということだと思います。無論、それだけをじっと待っているということではないのですけれども。ですから、何とか一人でも多くの方にぜひ足を運んでいただきたいと思います。
 鳥栖スタジアムは、サッカー専用のグラウンドですから、選手の息づかいだとか、声だとかが非常に耳に来るんですね。陸上競技場をサッカーにも使っていますみたいなものと違って、選手たちのプレーや息づかいが間近に感じられる競技場だと思っていますので、ぜひとも佐賀県だけと言わず、福岡県からもたくさんのお客様に来ていただきたいと思います。
○幹事社(毎日新聞、時事通信)
 ありがとうございました

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