記者会見

●配布資料:障害者手帳の統一について

記者発表資料 平成16年9月6日 健康増進課
担当:木村課長
内線:1830 直通:0952-25-7075
E-mail:kenkouzoushin@pref.saga.lg.jp

 身体・知的障害者の方はほとんど手帳を所持されているのに対し、精神障害者の手帳取得率は15.6%(1,687人/10,819人)と低くなっています。この理由としては、現行の精神障害者保健福祉手帳が、見た目(外観)で精神障害者と分かるため、取得や利用についての心理的負担が大きいということが考えられます。
 このため、取得や利用に係る精神障害者の心理的負担を軽減し、精神障害者保健福祉手帳の一層の取得を促進することにより、障害者の保健・福祉の向上を図るため、本年10月から、身体障害者、知的障害者、精神障害者ごとにサイズや色などが異なっている現行の障害者手帳を統一することとしました。

1.統一内容
(1)サイズ 現行の身体障害者手帳のサイズ(11.5cm×8.5cm)に統一する。
(2)形式 手帳を開かずに提示できる形式(定期入れ様)に統一する。
*身体障害者手帳と同じ形式
(3)色 同一色(グリーン)とする。
*佐賀県のシンボルカラー
(4)表記 現行は、身体障害者手帳、療育手帳、障害者手帳となっているカバーの表記を廃止し、「佐賀県のシンボルマーク」の表記のみとする。

2.実施時期(統一時期)
平成16年10月から

3.三手帳の統一により期待される効果
外観(色、形、大きさなど)の統一により、障害を目に見える形で区別されることがなくなることから、精神障害者の手帳取得・利用にかかる心理的負担が軽減され、取得者の増が見込まれる。
障害を区別しない意識の醸成が図られる。
カバーの共通化による、制作費のコストダウン など

4.精神障害保健福祉手帳を持つことによるメリット
所得税、住民税、自動車税等の減免など、税制上の優遇措置
精神障害者居宅介護事業(ショートステイ・ホームヘルプサービス)の利用資格
市町村の福祉タクシーの利用資格
各種(公共、民間)施設の利用料の割引や携帯電話の料金割引サービス など

5.切替方法
(1)身体障害者手帳:38,163人
新規、等級変更及び再交付時に切替(希望者には随時対応)
(2)療育手帳(知的障害者):6,384人
新規、再交付及び更新時に切替(希望者には随時対応)
(3)精神保健福祉手帳:1,687人
新規、等級変更、再交付及び更新(2年毎)時に切替(希望者には随時対応)
※ 現在所持されている手帳は、切替までの間、そのまま使えます。
※ (1)〜(3)の人数は、平成15年度末現在各手帳所持者数

6.他の都道府県等の状況
3障害の手帳の体裁(カバーの形式・サイズ・色・表記全て)を完全に統一するのは、全国で5例目(愛知県、滋賀県、宮城県、仙台市に続くもの)
但し、表記などを除き統一している団体は他に、茨城県、千葉県、神奈川県、新潟県、福井県、三重県があり、これらの団体を含めると全国で11例目
九州では初

7.問い合せ先
身体障害者手帳 ・・・ 県障害福祉課(TEL 0952-25-7064)
療育手帳 ・・・ 県総合福祉センター(TEL 0952-26-1212)
精神保健福祉手帳 ・・・ 県健康増進課(TEL 0952-25-7075)


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