記者会見

●質疑応答:台風18号について
○STS
 知事というよりも、(危機管理・)報道監の方になるかもしれないですけど、台風が来ているのですが、台風への態勢というか、準備を何か特別にされていることがありますか。
○知事
 先ほど政策検討会議の中でもその議論をさせていただいたのですけれども、台風の速度が思ったよりも早くなっているというのと、我が県を直撃する可能性があるというので、今日の午後、(危機管理・)報道監の方で指揮をとっていただいて、また関係各課を集めて、その態勢をとることにしたいと思います。また、もう既にこの台風、今回の台風18号関連のホームページを立ち上げておりまして、それでいろんな情報をとにかくどんどん、どんどんそこに放り込んでいこうと思っています。
 完全なものにならないかもしれませんけれども、そうやって県民生活にかかわる情報については、それを見ればある程度出ているよということをつくっていくことによって、ある特定の、例えば、バス会社の運行状況を聞くのに、バス会社に電話しても話し中で全然つながらないとかという話もあるので、そういったものが、恐らくバス会社のホームページでもいいし、県のホームページにでも載っていれば、それだけで聞かずに済むということもあるかもしれません。そういったことを、いろんな意味で、こういうような警戒態勢をつくる中で充実させていきたいと思っておりますし、また市町村における被害の状況も、市町村からいただくようにしてまして、かつてに比べたら相当充実をしてきておりますので、「どがんしたっちゃ自分の会社で聞かんばいかん」というところは、それはそれでありましょうが、大体の様子は、市町村から集まった情報を県の方でもなるべく早くアップさせていきたいと思っております。
 また、それとあわせて、北陸の県で水害があったときに、避難勧告が出ていたにもかかわらず、その知らせが届かなかったという災害弱者の問題が明るみに出てまいりました。
 そこで、今私どもの県では、市町村に対して、そういう方たちに対して、どういう手段でもいいから伝わるような工夫をお願いしたいということを申し上げております。
 それで、私どもで提案として申し上げていることは、民生委員さんへの連絡であります。
 災害弱者は、多くの場合は高齢者であるとか、障害者であるとかという方が多いと思うのですけれども、大体その様子というのは、民生委員の方が把握されているケースが多いと思います。そういった方が個別にそれぞれの家を回ってご連絡をされるだとか、または電話をされるだとか、そういうようにして、普通にやっていたのではなかなか連絡が届きにくいところに連絡をしていただくようにというお願いを各市町村にやっていこうと思います。
 そういう事態にならないことが一番よいわけでありますけれども、常に最悪のことを想定しながら準備を進めていきたいと考えております。

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