記者会見

●質疑応答:諫早湾干拓問題について
○時事通信
 諫早湾干拓のことなんですが、司法がああいう判断(諫早湾干拓事業差し止めの仮処分決定)をするというのは非常に画期的なことだったかなと思うのですけれども、そういう意味で、これまで佐賀県として調査を求めてきたというところでの裁判になったわけですが、今後も改めて調査を知事の方から農水省に求めるとか、そういったことを何か考えてありますか。
○知事
 これは引き続き求めていきたいと考えております。
 これまで、例えば、第三者委員会であるとか、また漁民であるとか、また私ども自治体であるとか、そういったところが、ぜひこの中・長期開門調査をしていただきたいということで思いを持ち、運動してきたわけでありますけれども、今お話があったように、司法の場でこういう決定がなされたということ自体は重く受けとめるべきではないかと思います。国の方におかれても、それは重く受けとめていただきたいと思います。
 確かに国の発表文書を見てみますと、このことについては既に福岡地裁の方で一遍決定がなされているということが書いてございますが、あのときは、いわば書面による審査が行われていただけでありますが、今回は、さまざまな方から有明海の実態がどうかということをずっとお聞きいただいたわけですね。その上で今回の決定があったのであろうと思っておりまして、私どもとしては、こういう司法の場での決定というものは重いものがあると思っております。
○時事通信
 (農水省と)直接お会いになるという見通しがあるのですか。
○知事
 直接、今の段階ですぐ、明日、あさって行きますということではありませんが、10月か11月に国の方に、またいろんな要望提案をしていく機会がありますので、そうした機会をとらえてやっていきたいと考えているところであります。

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