記者会見

●質疑応答:佐賀県立九州シンクロトロン光研究センターについて
○FM佐賀
 シンクロトロン光ですけれど、どこか企業で使いたいと言っているところはあるのでしょうか。
○知事
 幾つかございます。薬の関係の会社でありますとか、あとは半導体の関係の会社でありますとか、そうしたところから話は来ております。
 企業との関係なので、今の段階で企業名までは申し上げるような状況には至っていないのですけれども、オープンをする前までにいろんな見学会を開こうということも予定しておりますので、そうしたものを利用していきながら、企業の研究開発向けということで作られる我が国で初めての、アジアでもここしかないというものでありますので、そうした使い勝手のよさというものをアピールしていきたいと思っております。
 コスト的にも、普通、この手のものというのはセットでまとめて発注してしまうのでありますけれども、そうなると、結果的に見ると高いものにつく例が随分あります。
 今回は、そういう高いものを発注してしまうと、企業に使っていただく値段そのものが高くなってしまうということで、それぞれの構成機器をある意味分解しまして、それぞれの機器ごとにスペック(仕様)を決めて、予定価格を決めて発注していくやり方をしました。その結果、ほかの類似のものに比べると、半額とは言いませんけれども、二、三割以上は価格が安くできています。
 そうすることによって、企業の方が使っていただいてもそれほど負担にならないような水準での利用料金というものを設定することができておりますので、そうしたこともきちんとアピールをしていきたいと思っています。
○FM佐賀
 中国とか、韓国とか、そういったアジアの国々からは、話を聞きたいとか、そういった話は来ていますか。
○知事
 ございます。先般のシンポジウムでも、上海交通大学から何名かの学者の先生方が来ておられましたが、中国にも、あるいは同じような施設があるのかもしれませんけれども、光の具合でありますとか、使い勝手でありますとか、そういったものが非常によさそうだということで関心を持っていただいていまして、福岡−上海便も便数が増えてきたり、行き来がしやすいダイヤ編成に今回変わっておりますので、気軽に来て使っていただくようなことになればいいなと期待しております。

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