記者会見

●質疑応答:県立病院の移転について
○NBC
 誘致が相次いで行われたんですけれども、候補地に佐賀市以外の場所を選択肢として考えられるのかというのと、白紙に戻されて、それからまた再度候補地を決めるまでのスケジュールを教えていただけますか。
○知事
 県立病院好生館の移転問題についてですが、あちこちから、ぜひという声が上がってきていまして、このこと自体は、選択肢が増えるという意味では、私どもとしては大変ありがたいと思っていますし、いつも申し上げているように、どこに造ることになるにせよ、地元自治体や地元の地域との強力な信頼関係なしには、この事業は進めていけないものだと思っていますので、その意味では大変ありがたいと思っています。
 佐賀市についても、市長選挙を控えていますので、どなたがなられるにせよ、新しい方が決まって、その後に新佐賀市としての意思決定をされて、また何らかの形で申し出があるんだろうとも思っていますので、新佐賀市としてのご意見なり方針なりを伺ってからということになろうかと思います。
 いつもお答え申し上げているように、基本構想報告書にも「佐賀市内」ということが書いてありますし、保健医療圏を外れるというのは、病床数の規制もありますので、これは現実的でないだろうと思っています。基本構想報告書の気持ちというものを生かしていけば佐賀市内、仮に佐賀市内から外れたとしても、実質的に佐賀市と呼んでもおかしくない、佐賀市のいわゆる周辺と呼ばれるようなところというものが対象になるんだろうと思っています。
 基本は佐賀市と考えていますけれども、新しい佐賀市との間に、今申し上げたような佐賀市として、その地域との間に強力な信頼関係というものをきちんと築いていかなければいけないということが前提になると考えております。
 そして、スケジュールですが、新しい佐賀市長さんが誕生されてから、やはり意思決定をするのにある程度の時間がかかるだろうと思っていますので、すぐに佐賀市としての意見を出してくれと言っても、なかなか無理があるだろうと思います。そこはある程度の時間は必要だと思いますので、年を越えるということはないにしても、ある程度の時間を置いて、新しい佐賀市としての意思決定ができるだけの時間は猶予して、その後、県として、それぞれ正式にぜひ誘致をとおっしゃっている自治体からお話をお伺いするということになろうかと思います。
 決め方については、委員会をつくった方がいいんではないかというご意見もありますし、県として責任を持って判断すべきだという両方の意見がありますので、決め方については、これから内部で議論をして、どちらの方法がいいのか決めていきたいと考えています。

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