○西日本新聞
　佐賀市がやっている議員の口利きの公開なんですけれども、あれを県でやるというお考えはありませんか。
○知事
　私はないです。議員もそうですし、私もそうでありますけれども、いろんな方がいろんな経路を通じて、県なら県にお話をしていただくということは、私は決して制限したりするべきものではないと考えているからであります。
○西日本新聞
　オープンにすることは別に制限にはつながらないのではないでしょうか。
○知事
　オープンにしたいということもあれば、例えば、違法なことはオープンにしたくないでしょうけれども、それは結果を見れば違法になっているかどうかはわかると思います。そのプロセス自体は明らかになっていっていますし、例えば、いろんなものが県に残る形で、何か行為が行われているとすれば、それはいろんな情報や文書を見ていただければわかることだと思っておりますので、それについて、こういう議員さんだけのものを取り立ててするということは考えておりません。
　例えば、議員さんだけやるとすると、じゃ、いろんな組合だとか、業界の団体だとかというところについて、どうするのかということでありますとか、そもそも知事からの指示はどうするのかということもあるかもしれません。
○西日本新聞
　ただ、現実的に、うちにもよく届くんですが、入札にある県議が関与したとかいう投書があったりします。それは圧倒的に県議が多いですけれども、そういう意味では議員と限定してやってもいいのかなと個人的に思いますけどいかがでしょうか。
○知事
　議員だけ特定して行う理由というのが、例えば、そういう情報が来て、確かに結果から見ておかしいということがあれば、それはそれで問題だと思うし、そもそもそういったことがあったことによって、私は何かが左右されているとは思っていないのでありますけれども、それとまた、左右してしかるべきな、非常に筋の通った話は、それは当然聞くべきだろうと思います。ですから、そこは何かを記録するとか、記録しないということによって左右されないと私は思っています。