記者会見

●質疑応答:全国知事会長選について(その2)
○時事通信
 知事会長選について伺いたいのですけれども、九州の一体感とか、九州全体の活力の向上、こういった観点で、麻生福岡県知事のリーダーシップ、これをどうとらえますか。
○知事
 今の麻生知事が会長をされてから、例えば、九州地域の戦略会議、ああいう経済界の方たちとも一緒になって九州をどうしていくかという動きが随分活発になっていっていると思っております。また、観光戦略についても、ややもすれば個別の県ごとに活動をやっていた部分を九州でまとめてやろうよということで、各県からもお金を出す、経済界からもお金を出す、そういったことで新しい方向が見えてきていますし、そういう意味では、九州知事会の会長として、また、戦略会議の議長としても、非常に先導的な力を発揮していただいていると理解をしております。
 だから、そういう意味もあって、九州知事会で席を同じくしている方の中に、そういう待望論といったものが出てきたのではないかと思っております。
○朝日新聞
 知事が「麻生さんでどうですか」と働きかけをしている知り合いの知事さんの中で、「よし、麻生さんで」と、同調、同意してくれた方というと何人くらいいらっしゃいますか。
○知事
 何せ47人しかいないものですから、数の話については避けたいと思いますけれども、「私はだめです」と言われた人はいらっしゃいませんでした。というか、この人に聞いたら絶対だめだろうという人には声をかけていないというのもありますけれども。
○毎日新聞
 何人ぐらい質問されましたか。
○知事
 数人という感じです。
○毎日新聞
 10人は下るということですか。
○知事
 何回も申し上げますけれども、今回は、公職選挙法が適用されて、公職の候補者になるような選挙ではなくて、我々の仲間の中のリーダーを、頭に掲げる人を選んでいくという選挙でありますので、そこの部分はもう「あいつだけは絶対に許さん」とか、そういうことではないのです。
 例えば、石原都知事をという声もあって、私もよくわかります。やっぱり引っ張っていく人がいいのではないかということも「そうだよな」と思います。これからいろいろな税源移譲の案をまとめていくときに、逆に言えば東京都がきちんとまとめる立場であり続けるということは、それはそれでひとつ必要なことではないかとも思います。だから、そういう意味では石原都知事がだめだというのではなくて、石原都知事というのも、もちろん一つの選択なのだろうと思います。
 ただ、申し上げれば、都知事というのは、都民から選ばれている存在でありますので、都民から見たときに、ややもすれば厳しくなるような選択を、全国の地方自治体のためとはいえ、そういう選択を会長として強いるということが、果たしていいのだろうかという気持ちがないわけでもないです。だから、そうしたことがあるとするならば、やはり地方の代表者というのは、地方の側の声を、いわば自分の声として発言できる方のほうがより無理がないのではないかなと思っているということなのであります。

記者会見トップへ 平成17年2月7日記事トップへ

トップページへ

Copyright 2004 Saga Prefecture. All rights reserved.
このサイト内の文章や画像を無断転載することを禁じます。