記者会見

●質疑応答:平成17年度当初予算編成について(その1)
○朝日新聞
 では、ちょっと話変わって、この前、予算の調整会議もあって、あと10日とか1週間とかすれば、概要も発表されるのかなと思うのですけれども、今回、知事としては各本部から上げられたものに目を通されて、率直な感想としてどのように思われましたか。受け取ったインパクトとか、そういうものも含めながら考えたことを教えてください。
○知事
 率直なインパクトから言うと、「相当庁内分権が進んだな」という印象がまずあります。個別の中身については、また予算の発表の時にさせていただきたいと思いますし、新しい意思決定の仕方でどのように変わったかということも併せて、そのときにまたお話し申し上げたいと思いますけれども、各本部が自分たちが扱うことができる資源というか、金銭的なお金を、本当に自分たちが限られた財源をどう使って仕事をしていくかということに相当強く思いをいたしてくれるようになっているという印象は持っています。
 今回は、何が何でも予算要求ができるから使ってしまうということだけでもないのですよ。来年は、今年よりもちょっとお金が要るから、今年はこれだけ予算要求できるけれども、これは来年に、ある程度の金額は送りましょうという判断をしている部局もあるのですね。
 だから、これまでであれば、1円でも多く予算を確保することがその部局にとっての最大命題という価値観があったと思うのですけれども、その部分は変わってきているのではないかという印象を受けています。
 さらに言えば、逆に各本部における予算編成権が広くなればなるほど、一方で知事の裁量権というものが狭くなっているということもまた事実でありまして、その両面を感じた予算編成でございました。

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