記者会見

●発表項目:アバンセ新館長の内定について
 本日は、佐賀県立女性センター・佐賀県立生涯学習センターアバンセの新館長を内定しましたので、その発表をさせていただきます。
 ご紹介いたします。こちらにいらっしゃいます広岡守穂(ひろおか もりほ)さんです。
 お手元にプロフィールをお配りしていますけれども、広岡守穂さんは金沢のご出身で、現住所は東京都でございます。ずっと中央大学法学部の先生をされておられまして、男女共同参画について、様々な研究実績があります。
 また、男女共同参画については、内閣府の男女共同参画会議、東京都の男女平等参画審議会、そして、我が佐賀県の男女共同参画推進審議会の委員もされておられまして、実践、そして研究ともに、男女共同参画の分野においては我が国の第一人者と言っても過言ではない、そういうお方であると思っています。
 現在の稲田館長は、平成11年6月にご就任以来、約6年間にわたりまして主に生涯学習の推進に関して、その手腕を十分発揮していただきました。
 第1代の船橋館長がどちらかといえば男女共同参画の方、そして2代、3代と生涯学習に力を入れるということが続いてまいりました。今回は男女共同参画、そして生涯学習それぞれにおいて研究と実践をしておられる広岡守穂さんにということで内定したものであります。
 今回の公募については、アバンセが開館してから10年目を迎えたということもありまして、今後のアバンセに求められる様々な分野でのやる気をサポートする機能や女性の働きやすい環境、子育てとの両立ができる環境をつくっていくために、企業のトップや自治体のトップとさしで話ができることも必要であろうということ、そういう様々な課題があったということで広く公募をしたわけでありますけれども、全国から、さらに言えば韓国の方も1人応募されまして、私は今回の公募を世界公募と言っていたわけでありますが、まさに世界中から応募があったと思っています。
 公募としては2回目でございますけれども、今回はネットで公募しようということでネット中心に行っておりましたので、こういう方法としては今回が初めてでございました。40名の方の応募がありました。
 その40名の方について、第1次、第2次と選考委員会を行ったわけでありますけれども、民間と行政側両方から委員が出まして第1次の選抜を行い、それに基づきまして第2次選抜を行いましたが、第2次選抜においては、より民間の方の数を増やし、また、アバンセの実際の利用者の代表者にも入っていただいて、利用者から見たときにどういう館長像がふさわしいかという点からも審査をお願いしたところでございます。
 その結果、全会一致で館長の候補には広岡さんをお願いしたいということで私の方に申し出があり、先日、私自身も広岡さんと面接をし、この方ならということで本日発表した次第であります。
 今回の公募は、前回の公募のときに比べて非常にハードルを高くしました。調査研究、実践活動の実績があること、県内外の講演会の活動において本県の広告塔となり得ること、こういう大変厳しいハードルを課したわけでございますけれども、そのハードルを十分にクリアしていただける人材であると大きく期待しているところでございます。
 広岡館長候補には、私との会話の中でも、佐賀県、そして、アバンセの男女共同参画や生涯学習について2年間できちんと成果を出していただくということをお話ししていただきましたし、また、内外の人脈、様々な活動実績から見て、この方こそが次期館長として大いにふさわしいと思っているところでございます。
 任期は4月1日からであります。
 10年を迎えましたアバンセ、引き続き広岡新館長のもと、これまで以上に皆様方のご支援とご理解を賜るべくお願いを申し上げる次第でございます。
 私からは以上でございます。
 それでは、ここで広岡守穂さんから一言皆様にごあいさつを申し上げます。

【広岡氏】
 広岡守穂です。ごあいさつ申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。
 私はアバンセ館長を公募されているというのをたまたまインターネットで知りまして、それで、最初は「相当応募も多いだろうし」と消極的だったのです。つまり応募してもだめだろうなという気持ちが強かったものですから。ですが、実は学びから一歩ステップアップして社会活動やNPOや株式会社を起こすということに関して調査を行っていたし、私なりに意見もございますものですから、よくよく考えてみると、生涯学習、男女共同参画は今除いたらチャンスはないのかもしれないなと思い、思い切って応募をいたしました。
 私は面接を受けたのは人生3度目で、これまで1勝1敗だったのですけれども、幸運なことに通りまして、本当にうれしく思っています。
 今申しましたように、学びから一歩踏み出して何か事を始めていくということを中心の狙いとして、そして、もう1つ同時に、それを実現するために男性の応援団をできたら少しつくっていきたいなということを狙いとして、ひとつ一生懸命取り組ませていただきたいと思っています。成果を出さなければいけないと思っていますので、何か数字になる成果をと考えています。
 最後に一言、最近、私はどういう心境の変化でしょうか、孫ができて、人生の期し方、行く末を考えて、詩を書くようになりました。コミカルな恋愛詩を書いています。「JanJan」というインターネット新聞がありまして、そこのコラムをクリックしていただくと私の書いた詩が出てまいりますので、人となりはそれを名刺がわりにご覧いただければと思います。
 何か取りとめもない話になりましたけれども、どうかひとつ顔と名前を覚えておいてください。広岡守穂と言います。どうぞよろしくお願いいたします。


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