記者会見

●発表項目:福岡県西方沖を震源地とする地震に伴う被害状況について
 私からは、最後になりますが、済みません、3月末現在での取りまとめで地震の被害状況を公表させていただきます。
 現時点でわかっている額で2億 7,302万 8,000円であります。
 このほかにも、例えば、唐津の漁港の関係、水産埠頭のところで被害が出たりしておりますし、そのほか、商業関係でも被害が出ていると伺っています。また、県立九州シンクロトロン光研究センターでも被害が出ております。
 シンクロトロンについてちょっとお話し申し上げますと、非常に小さなものを扱うものですから、ちょっとでもずれが発生すると装置が動かないのです。今回、地震が発生してすぐに自分たちの目で見て被害がないかどうかということを確認したのですけれども、そのときにはあまり問題ないだろうということであったのですが、実際に計測機器を入れてチェックをしてみた結果、0.数ミリメートルという感じで、動いているということがわかりまして、 0.2ミリメートル以上動くと調整しなくてはいけないということがあるものですから、これからきちんとした調査と分析をかけていって、少しやり直しをしないといけない状態になっています。幾らぐらいかかるのか、どれくらい日数がかかるのかということについてはきちんとやってみないとわかりませんけれども、いずれにしても、9月ぐらいから一般オープンをと考えていたのでありますが、場合によってはその日程にも変更が出てくるのではないかと考えております。
 要するに、何が起きたかというと、地震によって場所、位置のずれというのが生じているのです。いろんな機器が配置されているのですけど、その位置のずれというのが生じていて、それが 0.2ミリメートルを上回るずれが生じると、そのままでいいというわけにはいかなくなるということでありますので、開始してからお客様に迷惑をかけるというわけにはいきませんので、この際、きちんと徹底的に調査と分析をして、万全な状態でオープンを迎えたいということで、これから調査に入るということでございます。
 このほかの被害についてはお手元に配ってある数字のとおりでありまして、繰り返しになりますが、被害額は2億 7,000万円強であります。
 このほかにも、まだ現段階でつかんでいないものもございますので、引き続き調査は続けてまいりたいと考えているところでございます。
 私からは以上でございます。


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