記者会見

●質疑応答:県立病院移転問題について(その1)
○佐賀新聞
 県立病院を、どんどんどんの森に移転するという、移転予定地の決定について、その後、県民世論の反応を見てみますと、問題があるのではないかという声も多く、県議会の方も、いろんな意見があるみたいですが、予定地を発表された後、このような世論や、県議会の反応に対して、どのように対処されていくのか、その考え方を教えてください。
○知事
 どこかに場所を決めるということは、それ以外の場所には決めないということですので、どうしても賛成もあれば反対もあるということになると思っています。
 今回、私どもがどんどんどんの森にという判断をした時にも、当然ある一定のご批判は想定はしておりました。
 そういう中で、いろんな形でメールや手紙なども含めて、県民の方々から寄せられる声で一番感じるのは、緑というものに対する思いです。また、渋滞が大丈夫かというお話もよく聞きます。それと併せて駐車場は大丈夫かというお話もよく聞きます。
 駐車場については、現在の台数を確保し、病床数自体が今よりも少し減りますので、きちんと確保できるということをお約束できます。渋滞については、4車線道路が県病院の開設時までには南部バイパスまでつながるということになります。また、その道路は将来的には有明海沿岸道路までつながっていくということになり、県内の高速道路のインターをつなぐ道路の真ん中に位置するような形になりますので、県内どこからアクセスするにしても非常に便利だということになると思っています。
 ただ、緑の問題についてだけは、現在の遊休地の緑の部分をつぶすことは、これは事実でありますので、この緑に対する県民の気持ちにどうこたえるかということについては、設計の仕方や、実際の緑や緑地の配置の仕方というものにいろいろ工夫をしていくことによって、どんどんどんの森全体としての機能アップが図られるようにしていきたいと思っております。
 私どもとしては、いろんな候補地がある中で決めたことでありますので、県内どこからでもアクセスが非常にしやすいということであるとか、また、ほかの場所に比べれば用地の取得が非常に楽であり、かつ、結果的に、追加的に必要な経費が安く済むという利点であるとか、そうしたこの場所の持つメリットを含めて、もっと県民の方々に対してきちんと説明をしていきたいと考えています。

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