記者会見

●質疑応答:九州新幹線長崎ルートについて(その1)
○朝日新聞
 新幹線についての期成会との協議が始まって、もう3回たち、なかなか議論の溝が埋まらないように思いますけれども、そういうことを知事もお聞きになられていると思いますが、そのことに対してどのように思っていらっしゃるか、今後の見通しをどのようにお感じになっているか教えてください。
 それと、県民に対しても説明責任を果たしたいといつもおっしゃられていると思いますけれども、県が県民に対してこういう形で説明会をやるとか、そういうスケジュールや、お考えなどあったら教えてください。
○知事
 まず、これまでの期成会との協議の印象、感想ですけれども、もともと進めたい側とそうではない考えを持つ方との協議ですから、最初からスムーズにいくというようにはいかないだろうと思っておりました。鹿島の方を初めとする期成会側の住民の方々の気持ちを思えば、こういう形で厳しいやりとりになるということは私も理解のできるところであります。その意味ではきちんと協議に応じていただいておりますし、見解は違いますけれども、意見交換はできておりますので、こういう協議ができていることに対しては期成会側には感謝しなくてはいけないと思っています。
 ようやくお互いに6月議会も終わりまして、8月に向けて作業を急ピッチで進めていかなくてはいけないと思っていますので、これからは回数を増やしていって、より広い分野での議論ができるようにしたいと思っております。
 説明会については、県もゆくゆくはいろんな形での県民への説明というものをやっていかなくてはいけないと思っていまして、今もう既に「県民だより」などを使っては行ってきているわけであります。しかし、私どもの考え方として、まず一番関係の深いところに話もきちんとできていないのに、全体的な話をするというわけにもいかないだろうとも思っておりましたので、地元の方たちへの説明がきちんとつけば、またほかのやり方も考えなくてはいけないのかなと思っているところであります。
○日経新聞
 期成会との協議の具体的なスケジュールというものはないですか。それは8月という期限がありながら、テンポが遅過ぎるんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。
○知事
 それは、期成会との話ですので、私がこうしたい、ああしたいというよりは、期成会の方もそれはそれぞれ都合があると思います。私どもは期成会の会長さんの方が今回の協議を再開されるに当たって、週に2回でも3回でもいいとか、夜やってもいいよとか、土日でもいいよということもおっしゃっていただいていますので、日中の平日の昼間しかだめだというようなことではないと思うのです。意欲的に協議は重ねるというようなことをおっしゃっていただいていると思うので、また次回あるときには、次の回を決めるというのではなくて、ある程度、その先に向けて、これからは週に何回のペースでやっていきましょうということや、定例の時間を決めていくなどの話をしてほしいということは事務方に指示をしています。
 そういう中で、あと8月までに何回できるのかですね。そういったものの中で、費用対効果から、私どもは次にはぜひ地域振興策の議論もさせていただきたいと思っているのですけれども、そうした方向に話が移っていくということではないかと期待しています。

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