記者会見

●質疑応答:九州新幹線長崎ルートについて(その2)
○佐賀新聞
 新幹線の話で、知事は6月議会の一般質問に答えた中で、着工の前提条件について、誠意をもって協議が進められる中では、全市町村の同意がなければ着工は認められないというお立場で、2度ほど誠意をもってというところを読み上げられたと思うのですが、これについて、逆に言うと誠意がないと判断されれば着工を認めるのではないかという声も出ています。そこを改めて知事のお言葉として聞きたいのですが。
○知事
 この言葉は、去年の12月に県が経営分離やむなしということを決定したときに、今回──今回というのはそのときのことですけれども、12月におけるやりとりをきちんと確認するという意味で、私の名前で鹿島の市長さんに対して送った文書なのですね。そのときにも、誠意をもって協議が行われている間は見切り発車みたいなことはいたしませんということを書いたということでございます。そのことは今も変わりはありません。
 県としての考え方について、今回正確に言おうということで、それを引用させていただいてるのですけれども、理由の一つとしては、実は協議がなかなか再開できなかったということがあったからであります。協議が再開できないとすると、同意をとることができないわけでありますけれども、協議が再開できないまま、ずるずると2年も3年もというふうなことになると、それは困るなと思いました。それは可能性として考えられるということで、そういったことを期成会側が望んでおられるというふうには思っておりません。ただ、言葉が全く限定つけずにひとり歩きをすると誤解を受ける可能性があるということで、ああいう言葉を入れさせていただいているということであります。
 今、期成会は非常に、その議論の内容は厳しいものがありますし、御理解を得られているとはまだ思っておりませんけれども、協議については向こうもお忙しい日程の中、受けていただいておりますし、ここしばらくは随分、ちょっと回数が増えていくと思いますけれども、そんなにできないような回数や条件でお願いしようとは思っておりませんので、こういう形で協議を続けているということであれば、それはこの協議を全く無視して、何か県が勝手に判断をしていくというようにはならないと考えています。
○佐賀新聞
 市町村の同意が必要ということには変わりはないということで、
○知事
 ええ、そこは変わりはございません。

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