記者会見

●質疑応答:九州新幹線長崎ルートについて(その2)
○毎日新聞
 8月末に向けて努力を重ねたいという件で、まず1点目としては、同意を求めるにはまだ不確定な部分があり、長崎県がどれぐらい佐賀県側の負担を肩がわりしてくれるかどうかもまだ決まっていないということや、並行在来線のあり方について、まだ議論を重ねたいと県側も言っていることなど、本当に同意を得るのであれば、そういう不確定な部分というのをもう少し詰めてから協議するべきではないかと思いますが、どう考えていらっしゃいますか。
 あともう1点、8月末以降も一応県としては引き続き期成会との協議を重ねたいという意向を示されているかと思うのですけれども、ある程度県としては、カードを出した状態ですから、9月以降、これ以上の説得材料というのに乏しい状態で、いたずらに協議だけを重ねていても、相手側に対するプレッシャーになるだけで県と市町村の関係がまたまずくなるということにもなりかねないと思うんですが、その2点についてどのようにお考えでしょうか。
○知事
 まず、こちらで準備する材料がまだまだ足りないのではないかという点については、私もそう思っています。ただ、それは私どもが準備しなかったわけではなくて、長崎県とも協議をずっと重ねてきていますし、なるべく間に合うように、肥前鹿島以南の運行案など、早く出せるものは出してきたつもりであります。
 ただ、物理的に協議を始めた時期と期成会との約束で8月末までという締め切りの間が非常に短いものですから、すべてをこの期間の中で出し切れる状態にはなっていないということだろうと思っています。
 9月以降のことについては、その期成会との協議の中で、8月末までに一定の結論を出すということで進めておりますので、9月以降のことを議論するのは早いかなと思っておりまして、まず8月末というのが一つのめどでありますので、そこに向けて努力をしていかなくてはいけないということが今は基本になくてはならないだろうと思っています。

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