記者会見

●発表項目:佐賀県能力開発型人材マネジメントシステムの構築について
 次に、佐賀県能力開発型人材マネジメントシステムの構築についてであります。
 これは後ほど担当の経営支援本部長から、内容については詳しく説明させていただきますが、佐賀県庁職員の人材養成のためのシステムを新しく開発し、導入するというものであります。
 これまで人事のシステムというのは、ある意味で閉鎖的な、ある意味で不透明な部分がございました。今回、私どもが構築しようとする能力開発型人材マネジメントシステムといいますのは、県庁職員が潜在的に持っている能力をどう開発し、どう生かすか、それをまた組織にどう活用してもらうかによって、自分自身も、また組織もプラスに持っていく、そのための開発の手段とツールであります。
 よく言われているように、県庁というところは、資産はさまざまたくさんありますけれども、最も大きなものは人材です。私はその人材に対して、これまで以上に持っている力を発揮し、また、持つべき力を身につけていただくということに真剣に取り組む自治体だけが、これからの地域間競争に生き残ることができると考えています。
 そのために、より透明度が高く、より本人の意思ややる気が反映されるような人材マネジメントシステムに大きく変革をしていくというのが、この能力開発型人材マネジメントシステムの意味であります。
 具体的には、人事考課制度も大きく変えていきます。ほかの職員の参考になるような成果情報であるとか、プラスワン活動情報であるとか、また、部下が所属長の経営能力をコンピテンシー評価するということにより所属長の経営能力向上を目指すことなどを取り入れた人事考課制度を導入いたします。また併せて、どのような点で能力があり、どのような点では不足しているのかというコンピテンシー傾向について公開の検討を行ってまいります。また、公募制度や複線型キャリアシステムなどの新しい制度を導入していくことによりまして、本人の持っている能力をどう生かしていくか、開発していくか、そういったことに集中した人事システムに変えていきたいと考えております。


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